【G大阪 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:チーム唯一のロシアワールドカップ戦士、東口順昭がチームのために吠える。

2018年7月21日(土)


チームから唯一、ロシアワールドカップ日本代表に選出され、初めての『ワールドカップ』を戦ってから初の公式戦となった前節、明治安田生命J1リーグ16節・サンフレッチェ広島戦。開始早々の8分に退場者を出すアクシデントもあったとはいえ、前半戦で下位に低迷し、巻き返しを狙うチームとは思えない覇気のなさにGK東口順昭(写真)は試合後、敢えて厳しい言葉を口にした。
「この夏場に退場者が出たのは確かにきついけど、失点は退場が理由の失点の仕方じゃなかった。(サイドからのボールに対して)中ではね返せず、1:1でやられてしまっている。個人で守るべきところでもいいポジション取りができているわけでもない。もちろん、10人での戦いになったことが全く関係ないとは言わないけど、これだけ失点が続いてゴール前の守備に課題がないはずがない。2ヶ月近い準備期間があったにも関わらず、こういう試合をしてしまったのはチームの責任であり、個人の責任でもある。ガンバ大阪としてもっと足元を見てやっていかなければいけない」

これは自分自身に向けた言葉でもある。ワールドカップが終わって早々にチームに合流し、7月11日には強行ながら練習試合にも出場していた中で、チーム状態には少なからず不安を感じていたからだ。にもかかわらず、それを変えられなかった自分、チームを勝たせられなかった自分が腹立たしかった。『ワールドカップ』という舞台で多くのことを感じ、それを4年後のカタールに繋げるには、チームでのパフォーマンスが大事だと考えていただけに尚更だ。ロシアから帰国直後に語っていた言葉が蘇る。
「ワールドカップは想像以上に特別な場所でした。残念ながら試合には出場できませんでしたが、今までにない経験をさせてもらえたことは大きな財産にもなった。その中で得たものを挙げるなら、どういう状況に置かれても、チームが一つになればどんな困難も乗り越えられるということ。それがいちばんの衝撃であり、得たものでした。また当たり前のことですが、ゲームに勝つにせよ、負けるにせよ、戦う姿勢をしっかりと示し続ける自分でありたいということも改めて感じたことの1つです。今後の目標は、まずはガンバを今の状況からどれだけ引き上げられるか。後半戦はそこに自分のすべてをぶつけたいと思います」

思えば、この言葉には、今のガンバに必要なキーワードも含まれている。『チームが1つになること』『戦う姿勢を示すこと』。その必要性をチーム、個々がどう受け止め、プレーで示すのか。そこに具体策がないまま結果を得られるほど、J1リーグは甘い舞台ではないからこそ、それが明確に感じ取れる清水エスパルス戦を期待している。

文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第17節
7月22日(日)19:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs 清水エスパルス

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