【G大阪 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:この1年半、『宮本イズム』に鍛えられたMF高宇洋が、今季初めて、トップチームに合流!

2018年7月27日(金)


今シーズン、高宇洋(写真)を突き動かしてきたのは常に「悔しさ」だった。

U-23チームでは安定のパフォーマンスを示し続け、不動のボランチとして存在感を示してきたにもかかわらず、また、トップチームでたくさんの若手選手が試されてきたにもかかわらず、高がトップチームに呼ばれることは一度もなかったからだ。
だが、その状況に気持ちを切らすことはなく、ひたすら自分と向き合い続けた。5月中旬に彼が話していた言葉が蘇る。
「トップでいろんな若手選手が試されていたり、ましてや本職ではない選手がボランチで起用されている状況もあった中で、本職の自分が一度もチャンスをつかめていないことに、悔しさはめちゃめちゃ感じています。でもツネさん(宮本恒靖U-23監督)からは『ここでしっかりとしたプレーをして、結果を出し続けることは決して無駄じゃないし、それはいつか必ずトップチームにつながるぞ』と言われているので。その言葉を常に自分自身に言い聞かせて練習や試合に取り組んでいますし、紅白戦には常に『トップチームの選手を削ってでもポジションを奪ってやる』という思いで臨んでいます。それがいつトップに繋がるのか、ということに焦りを覚えた時期もあったけど、今はそこはもう乗り越えました。起用は監督が決めることなので、僕はとにかく自分を磨くことに集中しようと思います」

それ以降も、トップチームに呼ばれることはなかったが、状況が一変したのは7月23日に宮本恒靖U-23監督の、トップチーム監督就任が発表されてからだ。本来、ガンバU-23の選手は、7月22日の試合をもってJ3リーグが一時中断するためしばしのオフに入る予定で、高自身も実家に戻っていたが25日、『宮本ガンバ』の始動にあわせて、今シーズン初めてトップチームに呼び寄せられた。
「実家に帰っていたところで連絡をいただき、25日の昼に戻ってきました。体はオフモードになっていたので今日の練習はちょっときつかったですが、『やってやる』というモチベーションはすごく高い。試合に出られるかはわからないですけど、こうしてトップに呼んでもらえたチャンスを生かすも殺すも自分次第なので。とにかくやれることを全てやってアピールを続けたいし、ツネさんを勝たせることに全力を注ぎたいと思っています」

もちろん、今はスタートラインに立っただけで、本当の意味での高の勝負はここから始まる。一番近い目標として掲げてきた『J1リーグ出場』を実現するまで、いや、仮にその日が来たとしても、今後もブレることなく、宮本監督のもとで磨き続けた力をより大きくするための戦いを続けるのみだ。

「昨年、鍛えられたボール奪取などの守備面に加え、今年は効果的に攻撃参加にできるようになってきた。その攻守の『バランス』のところを、J1のスピード感、質の中でも発揮できるように、今後もとにかく自分を磨き続けます!」
目を輝かせて、言い切った。

文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第18節
7月28日(土)19:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs 鹿島アントラーズ
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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