【徳島 vs 水戸】 ウォーミングアップコラム:徳島における育成型のパイオニア

2018年8月3日(金)


いまの徳島はクラブとして「育成型」というキーワードを前面に押し出している。振り返れば佐藤晃大であり、柿谷曜一朗であり、若手が活躍するシーズンはあったが、クラブとしての姿勢がより色濃く、尚且つ、わかりやすく浸透し始めたのはここ数年ではないだろうか。 

先日、鈴木大誠(筑波大学)の来季加入内定が発表されたばかりだが、その取材でも複数クラブからオファーがあった中で徳島を選んだ理由として「一番は育成型クラブ。若い選手が多く、試合に出場できる可能性のある環境です」という言葉を自然な流れで聞くことができた。この言葉が誘導無く選手の口から発信されたという事実から、クラブの方針が未来のプロ選手に向けて少しずつ浸透しつつあるのではないかと感じさせてくれた。

さて、その育成型という観点で、徳島においての代表格を考えてみた。やはり、真っ先に浮かんだのは13年に加入した藤原広太朗(写真)。同期入団には徳島県出身の佐々木一輝(現・富山)や木下淑晶(引退)、李栄直(現・東京V)、大﨑淳矢(現・山口)といった若手選手がいたが、大卒ルーキーを多数獲得するなどチーム編成の方向性が顕著に変化し始めたシーズンだった。その中で藤原はプロ初年度から42試合フルタイム出場。また、J1昇格プレーオフの2戦も戦い抜き、自身のキャリアを積み上げたのは当然ながら、結果的にクラブの方針も体現できた格好になった。

プロ初年度を振り返りながら「ちょうど若手が多くなったときだったと思います。タイミングとしては良かったですね。でも、そういう意味では(鈴木)大誠なんかはもっとやりやすいんじゃないかなと思います。最近は若い選手が多くて、自分の加入した頃と比べて“いいな~”って思うこともありますよ」と本音もこぼれた。

そんな成長を続ける藤原にとって、今節・水戸戦は楽しみが1つある様子。それは、「面白そうなFWがいるので。個人的にはバイアーノとの対戦が楽しみです」と言葉にする。その理由は「外国籍選手とは、やはり力の差があります。なので、いかに頭を使ってプレーするかどうかを求められます。そこが楽しみな部分です」と笑顔もこぼれた。きっちりシャットアウトして、ホーム5連勝を届けてもらいたい。

文:柏原敏(徳島担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
8月4日(土)19:00KO 鳴門大塚
徳島ヴォルティス vs 水戸ホーリーホック
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム(徳島ヴォルティス)
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