【千葉 vs 松本】 ウォーミングアップコラム:「ポジションにこだわりは全然ない」鳥海晃司はチャレンジして成長する

2018年8月3日(金)

 
前節(第26節)では、新潟に多くの決定機を作られるなど苦しい状況を耐え、2-1と勝ちきって2連勝した千葉。その前節にセンターバックでスタメン出場したのが、千葉のアカデミー出身選手であり、明治大学から今季加入したルーキーの鳥海晃司(写真)だ。本職はセンターバックながら、第24節・讃岐戦では現時点でスタメンが完全に固定されてはいない右サイドバックでスタメン出場していた。

「不慣れなポジションですけど、大学選抜のチームでは何度かやったことがありましたし、そういう意味では『FWをやれ』って言われているわけじゃないので、まずは守備から入って頑張ろうかなというふうに考えていました」

鳥海の右サイドバック起用について、フアン エスナイデル監督は7月23日の練習後の囲み取材で、記者の質問に答える形で次のように話していた。
「鳥海はそこでできる素質があると思っています。そして、茶島をもう少し前のポジションで使いたいと思ったというのもあります。鳥海は悪くはなかったです。もしかしたら、練習のようには自由にできなかったということがあったかもしれませんが、そこまで悪くはなかったと思います。守備的にはいいと思いますし、マークに行く時のアグレッシブさもあります。もう少し堅い守備ができるとも思っていますけど、ただ、そうすることによって(相手陣内の)もう少し奥まで攻撃できる可能性は低くなるというのは、もうわかっていました」

実際のところ、讃岐戦の鳥海は守備を重視したこともあって、パスを受けたら簡単に近くの味方にパスをすることが多く、攻め上がってクロスを上げるシーンは少なかった。動き方にも若干硬さが見られ、やはりセンターバックでプレーした前節のほうが生き生きとしているように見えた。

「ずっとセンターバックをやってきたというところで、当たり前のポジションというか、そういう自覚はあります。失点は反省をしないといけないところがあるんですけど、チームとして連続失点をしなかったというところがあったので、それをプラスに捉えていいんじゃないかなと思います」

前節の自分のプレー、そしてチームの守備についてそう振り返った鳥海だが、自分のポジションについて「ここでプレーしたい」というこだわりは「全然ない」と言う。

「(千葉のU-18チームでやっていた)ボランチも、センターバックも、サイドバックもまんべんなくできたら、監督は自分を使いやすいと思いますし、誰かが怪我をした時には代役になれると思うので。どこがいいというよりは自分の強みとして全部できるように、与えられたポジションで練習からしっかり頑張っていきたいです」

J2リーグ戦も後半戦に入り、すでに5試合が終わった。ルーキーイヤーのここまでについてどう思うか聞くと、鳥海はこんなふうに話した。

「1年目は苦労するだろうなと思っていたし、実際、いろんなことにチャレンジしてプロというレベルでやっていく中で、できることとできないことというのはしっかりわかってきているつもりです。そういうものもしっかり練習とか公式戦から学んでいけるように、日々集中してプレーしていきたいです」

今節で対戦する松本は、試合によって1トップに高崎寛之や永井龍などタイプの違う選手が入り、2シャドーには俊足が武器の前田大然、テクニシャンのセルジーニョなど個性豊かな選手が多い。鳥海はセンターバックでもスタメンの座を確保しているわけではなく、今節の出場は未定だが、失点阻止を目指すうえで松本の攻撃をこう警戒している。

「単純に前へロングボールを放り込んでくるだけじゃないと思っているので、セカンドボールの予測などしっかり準備を早めて、危険なところを潰していければと思います」

近藤直也、増嶋竜也といった経験豊富なセンターバックがチームにいる中で、若手選手が成長して底上げをする形でチームの戦力をレベルアップすることは、J1昇格には必要不可欠だ。複数のポジションでチャレンジする経験をしながら、鳥海は日々成長している。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
8月4日(土)18:00KO フクアリ
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