【大分 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:舌好調・前田凌佑。ワンタッチパスで試合を組み立て、自らの存在意義をアピール

2018年8月4日(土)


25節愛媛戦(●0−1)で今季初出場、初先発を果たした前田凌佑(写真)。続く岐阜戦でも先発に名を連ね、6試合ぶりの勝利に貢献したが、「もう少し(攻撃の)リズムを作りたかったし、点を決めるチャンスがあったので結果にこだわりたい」と今節もスタメンの座を狙い、意欲的に練習からアピールしている

前節の岐阜戦では、丸谷拓也、小手川宏基と3ボランチを形成し、“横ズレと縦ズレ”を意識し、相手の中盤に思うようなパス回しをさせず、攻撃ではボールに触る回数を意識的に増やし、球離れを速くしてテンポを作った。片野坂知宏監督は「自分の色が出ていた。攻守両面で貢献してくれた」と及第点の評価を与えた。

今季は神戸との期限付き移籍を延長し、大分でプレーすることを選んだ24歳。プロ6年目の今季は勝負の年として覚悟を持って臨んだが、開幕からベンチメンバーにすら入れぬ長い時期を過ごした。「悔しくて悔しくて…、フテた時期もあった」と認めるように、気持ちが乗らずに練習でも集中力に欠けるプレーが目立った。

「なぜ自分は使ってもらえないのか?」と片野坂監督に尋ねようと思ったが、行けなかった。なぜなら「自分自身が納得できるプレーができへんのに、(監督に)聞いたところで返ってくる答えは分かってる」。そこから練習にも気持ちが入り、周りの選手からも「リョウスケは頑張っている」と言われるほどになった。何より前田自身に明るさが戻り、関西人特有のノリの良いツッコミで周囲の笑いを誘い、チームの雰囲気を和ます。笑いこそ前田のバロメーターだ。

丸谷のようにフィジカルが強いわけでも、宮阪政樹のようにキックの精度に自信があるわけではない。それでも先発で出場する理由は、視野が広く、ボールを引き出し、多方向にボールを散らし攻撃にリズムを与えることができる。中盤のポジションはライバルが多いが、直近の2試合で指揮官の構想に新たな選択肢をインプットできたはずだ。

文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
8月5日(日)19:00KO 大銀ド
大分トリニータ vs アルビレックス新潟
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