【札幌 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:フルタイム出場を続ける22歳。タフなメンタリティで守備を引き締め、虎視眈々と一発を狙う

2018年8月4日(土)


台風による順延での未消化試合がありながらも、19節を終えた時点での順位は4位。昨シーズン、11位で16年ぶりのJ1残留を達成したチームだということを踏まえても、今シーズンは大躍進を果たしていると言っていい。ミシャことペトロヴィッチ監督が就任1年目にして確かな手腕を発揮している。

そんな札幌のなかで、フィールドプレーヤーで唯一のフルタイム出場を果たしているのが22歳のDF進藤亮佑(写真)だ。3バックの一角としてチームを支え続けている。

進藤という選手を評するにあたり、どの部分をストロングポイントと強調すべきか難しい。身長は181センチで、長身ではあるものの飛び抜けて大型ではない。相手選手を片っ端から跳ね飛ばすフィジカルモンスターというイメージも特にない。失礼ながら、高精度の縦パスで好機を組み立てまくるタイプとも違う。

感じるのは、臆することなく常に冷静かつ堂々とプレーをしている、という部分だ。ベテラン選手も多いなかで、常に積極的にコーチングをして周囲を動かし、あるいは自ら率先してボールにチャレンジをする。

「センターバックはひとつのコーチングが明暗を分ける。先輩に指示を出すのを躊躇して、それが失点につながるなんてことはあってはならない。遠慮したり、物怖じしたりすることだけは絶対にしないようにと、ずっと意識をしてきた」

そして、実は直接FKからの得点も虎視眈々と狙っている。日々の全体練習後も時折、練習をしているのを見かけるし、一昨シーズンあたりは敵陣での直接FKになるとちゃっかり進藤もボールの近くに立っていたことを覚えているファン、サポーターも少なくないはずだ。

しかし、札幌にはいまやリーグ屈指のキッカーとも評せるDF福森晃斗という存在がいる。昨シーズンも得点、アシストをいくつも生み出しているレフティーがいるだけに、もはや札幌のFKはすべて福森が蹴るイメージがあるだろう。それでも進藤は「自分はそうは思っていない。自信がある場面が訪れたら、自分が蹴らせてもらう」と言ってのけるのだ。実際に蹴らせてもらえるかどうかはさておき、その心意気が頼もしい限りである。

チームが4位にいる状況を「正直、予想外だった」と素直に語る進藤。この柏戦では背番号35による予想外の一発が勝負を決めるかもしれない。

文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第20節
8月5日(日)14:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs 柏レイソル
札幌ドーム(北海道コンサドーレ札幌)
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