【山形 vs 東京V】 ウォーミングアップコラム:田村友と試練の夏

2018年8月10日(金)


福岡からの完全移籍でチームに合流したのが7月18日。その3日後、3連戦最初の試合、第25節・新潟戦に途中出場で36分プレーした。翌節の岡山戦はベンチ外、その次の讃岐戦は試合が中止となったが、前節・京都戦では移籍後初先発でフル出場を果たした。

186センチの高さも魅力だが、最大の魅力は足元の技術。昨シーズンは浦和に籍を置いたが、「浦和にも行って、プレッシャーが速い中でやってたというのもあるので、常に首振っとかないといけないし、常にファーストタッチでうまくやらないと取られちゃう。自分もそこは意識してやれてるのかなあと思います」と磨きをかけた。前節もチームのボール保持率を高める役割をビルドアップで果たしている。

山形は現在、加賀健一が長期離脱中。栗山直樹も前節欠場し、軸を失ったセンターバックは再構築の段階にあるが、田村友(写真)にとっては、ポジションをつかむチャンス。チーム内での連係をより深めながら、さらに自分の特長を表現できるかがカギになる。

移籍前、今シーズン福岡で唯一のリーグ戦出場が、第12節・山形戦だった。ポジションはセンターバックではなく、慣れないボランチ。シーズン最初の試合ということもあり、「自分でいっぱいいっぱいの部分もあった」と試合の印象もほとんど残っていないそうだが、最後に大仕事をやってのけた。

1点を追いつかれ迎えた後半アディショナルタイム。左サイドで鈴木惇がボールを持つと、ノーマークのままスルスルと前線へ移動した。クロスボールをバックヘッドでスラしたのは、ペナルティーエリア内に入ったあたり。枝村匠馬の決勝ゴールを見事にアシストしてみせた。ただし本人は「なんであそこに俺がいたのかわかんないです(笑)」と無我夢中のプレーだった。

山形で出場した2試合では、まだチームが勝てていない。そのプレーで勝利をもたらすことができるか。チームにとっても、田村本人にとっても、試練の夏は続く。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第28節
8月11日(土)18:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ
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