【町田 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:夏場の連勝を支える新人のブレイク。土居柊太とはどんな選手か?

2018年8月11日(土)


土居柊太(写真)は明治大学から加入した22歳の新人アタッカーだ。浜松開誠館中、浜松開誠館高を卒業しているため、プロ入りするまで彼は静岡県出身だと勝手に思っていた。実は埼玉県所沢市の出身で、サッカーへ打ち込める環境を求めて越境したのだという。

個人的に育成年代の彼を見る機会はかなり多かった。早生まれ(1996年2月29日の閏日生まれ)の彼は2年連続で静岡県の国体少年選抜(U-16)に招集されていたし、明大でも下級生の頃からFW、サイドハーフのレギュラー争いに絡んでいた。ただプロに入れば話は違う。FC町田ゼルビア加入後の土居は、開幕からベンチ入りもできない日々が続いていた。

しかし気づくと土居は適応に成功している。まず6月2日の愛媛FC戦でリーグ戦初出場。7月21日のツエーゲン金沢戦では左MFとしてプロ初先発を果たした。先発予定だった戸高弘貴が試合直前のアップで負傷したことによる「いきなり」の起用だった。

「後先を考えずに全力で行こうと思った」という彼は、74分までピッチに立って勝利に貢献し、相馬監督の信頼も勝ち取る。すると続く25日の京都戦の開始5分、土居はプロ初ゴールも決めた。コーナーキックのセカンドボールに踏み込んでそのままエリア内に切れ込み、左斜めから突き刺すゴラッソだった。

横浜FC戦も3試合連続の先発で勝利に貢献している。土居は直線的に速いというよりも、重心が低くて逞しいタイプで、オン・ザ・ボールの方向の転換が鋭い。加えて右足の「一振り」を持っている。彼も自身のストロングポイントについて「前線に運ぶドリブルとシュートが得意」と説明していた。先発に定着するとすぐそれを結果で証明し、現在進行形でチームの4連勝に絡んでいる。

戸高弘貴、中村祐也、吉濱遼平といった先輩も戻って来るだろうし、土居のポジションはまだ決して安泰でない。しかしそのブレイクは町田が2位を維持している一因だし、彼とクラブの今後とにとって間違いなく大きな出来事だ。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第28節
8月12日(日)19:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs ジェフユナイテッド千葉
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
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