【岐阜 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:左膝の大怪我から前節で復帰。プロデビューを飾ったFW石川大地

2018年8月18日(土)


前節・京都戦で1月に負った怪我からの復帰を果たし、プロデビューを果たした石川大地(写真)。プロデビュー戦の感想は「歓声が大きくて驚きがあった。ただ、『緊張するのかな』と思っていたが、落ち着いてプレーすることが出来た」。1月のキャンプ初日に負った左膝関節前十字靭帯損傷という大怪我の全治予定は8ヶ月程度の見込み、との診断を当時受けた。だが、そこから約2ヶ月近くも早く戦列へと復帰。「ピッチに立った時は感慨深いものがあった」という石川のプロ生活が、ようやく幕を開けた。

茨城県神栖市出身。桐蔭横浜大から今季より加入した22歳は、目標とする選手には現在、浦和で活躍し、2012年までは鹿島のゴールハンターであった興梠慎三選手を挙げる。そんな大卒新人FWの、怪我からの復帰を目指し始まったリハビリ期間は長く険しい道のり。同年代が多い岐阜の中にあって、悔しさも小さくはなかったはずだ。しかし、「応援してくださった方々のおかげ。家族や友人、サポーターの存在があるから今もある」とその期間、沢山の声援が石川本人を後押しした。そして、「リハビリに携わってくれたチームトレーナーの為にも『1日1日を絶対無駄にしない』と意識して」、石川はここまで歩んで来たのだ。

だからプロデビュー戦も格別な思いを抱く。「(2ヶ月早い復帰は)やっぱり早いだけ嬉しい。両親はプロデビューを待ってくれていた。(念願の)プロ生活が始まった矢先の怪我。誰よりも両親が悲しんでいたし、おそらく僕自身よりも悲しかったのではないかと認識している。早く良い報告がしたかった」。

石川は、前節・京都戦を「3得点目を決めていれば、必ず勝てた試合」と総括。攻撃的なチームである岐阜の中で「FWとしてやりがいがある」と力を込めている。
大怪我を乗り越えて、プロ選手として歩み始めた大卒新人FW。岐阜は現在5連敗中と絶不調の状態にあるが、デビュー戦では裏へと抜け出すプレーで存在感も示している。今節・熊本戦でも戦況によっては出場がありそう。先の活躍の期待も込めて、是非、石川大地の名前を覚えていってほしい。

文:岩波陽平(岐阜担当)


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