【仙台 vs G大阪】 ウォーミングアップコラム:シュミット ダニエルが見据える、勝利への道筋

2018年8月18日(土)


「G大阪にはアウェイで負けているので、同じ相手に二度も負けるわけにはいきません。勝ちたい」

シュミット ダニエル(写真)は言葉に力を込めた。

5月2日、明治安田J1第12節。0-0で迎えた62分に、仙台は失点。その後の反撃及ばず、1点が響いて敗れた。シュミットは、「チームを勢いづかせるプレーができなかったことに、悔いが残ります」と試合後に反省することしきりだった。

今季のシュミットは負傷に悩まされた時期もあり、夏場までなかなか自身のプレーに納得がいかない試合が多かった。第20節・磐田戦でも、久しぶりのリーグ戦での出場ながら、3失点での敗戦に悔しい思いをした。しかし、第21節・柏戦でも出場のチャンスをつかむと、立ち上がりに押される時間も経験しながら、チームの2-0での勝利に貢献した。シュミットにとっては、今季の自身が出場した公式戦では初めての無失点だった。

「やっとですよ。GKとして、大事な結果。ホッとしています」と試合後に心境を口にしたシュミットは、それから中三日での第22節・湘南戦でもゴールを守り、4-1での逆転勝ち。前節に続き、チームは立ち上がりに押しこまれることもあったが、耐えて押し返した。シュミット自身もそれぞれの試合で立ち上がりに訪れたピンチで好セーブを見せ、チームを落ち着ける上で大きな役割を果たした。

身長196cmで、最近加わった大型FWのハーフナー マイクよりも2cm高い。その長身とリーチの長さを生かしたセービングに加え、中学生までボランチでプレーした経験もあるように、視野の広さを生かしたパスもシュミットの武器だ。J1での試合経験を重ねる中で、セーブからフィード、相手の攻撃の終点から味方の攻撃の起点に切り替えるまでの速さが増している。

「足下につけることもあれば、相手を裏返すこともありますし、ロングボールの跳ね返りを相手に渡さないような位置を狙うことも。味方の位置、試合の展開などを見てどこに出すかをしっかり判断できるようにしたい」。チームとして今季初の3連勝を狙う次節・G大阪戦で、セーブでもフィードでも勝利につながるプレーを目指す。

「(G大阪は)個々のレベルが高いチームですし、一人で打開できる選手もいます。そういう個人能力の高い相手にも、組織で勝ちたい」と、シュミットは表情を引き締める。前節に続くホームゲームで背中に声援を受け、守護神はその視線の先に勝利を見据える。

文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第23節
8月19日(日)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs ガンバ大阪
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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