【山口 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:新たなる8番、ジュリーニョ。勝利のゴールへ、いざ発進!

2018年8月31日(金)


新たなる8番が、山口に勝利への推進力を与えようとしている。「求められたポジションで100パーセントを出したい」。そう意気込みを語るのが、札幌から夏に新加入し、移籍2試合目でゴールを決めたジュリーニョ(写真)だ。

行ったり来たりの点の取り合いとなった前節の大宮戦。2戦連続で先発となったジュリーニョは75分、高井和馬が送り出したクロスに鋭く反応してDFを振り切り、夢中で左足を振った。「いいボールが入ってきたので、ボールをなんとか当てて枠内に…」。気持ちが入ったシュートはゴールに吸い込まれ、一時は試合をひっくり返す貴重な得点となった。終盤に追いつかれて白星を手中に収めることはできなかったが、ジュリーニョは持てる力を存分に示した。

ジュリーニョは札幌に所属していた2016年、対山口戦での2ゴールを含む計12ゴールを挙げ、クラブのJ1昇格に貢献。昨年はJ1で試合にも出場していたが、ケガなどのために出場機会を失ってしまっていた。山口はジュリーニョにとっては再起を期す場。「まだ慣れていない」と苦笑いする酷暑に見舞われているが、新天地はその左足に熱視線を送る。小野瀬康介が移籍して空白になった8番の穴を埋めるだけでなく、これまで以上の熱いサッカーで勝利をつかむため、ジュリーニョへの期待値は高い。

左ウイングとトップ下で出場し、山口の目指すサッカーに対する理解は深まった。「練習でしっかりハードワークし、チームワークを生かす。やっているサッカーを信じてやっていく」と言い、練習では山口のサッカーに欠かせないコンビネーションを深化。ストロングはチームに伝わり、鳥養祐矢は「ジュリは能力が高く、ドリブルで打開もできるし、すぐに反転してシュートも行ける。いいボールを配球したい」とイメージを共有する。

山口はリーグ戦で10試合にわたって勝ちがなく、苦しい状況は続いている。しかし、ジュリーニョはあくまでも前向きにゴールを目指す。「結果がどうなるかは分からないことはある。しかし、練習の中からハードワークし、自信を付け、メンタル面で強く試合に臨まないといけない」。そう強調した上で、ジュリーニョはゴールのさらに先の地平にも目を向けた。「個人的な目標はレノファをJ1に行かせること。そのために点を決めたり、アシストする」。

今節はハイライン、ハイプレスを武器とする千葉をホームに迎える。シュートチャンスはある。ジュリーニョが力を存分に発揮する瞬間も訪れるだろう。山口の新たなる8番から目が離せない。

文:上田真之介(山口担当)


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