【G大阪 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:ガンバ大阪へのそこはかとない愛を携えて、菅沼駿哉はピッチに立つ。

2018年8月31日(金)


今年のシーズンをスタートするにあたり、キャンプを行っていた沖縄の地で、DF菅沼駿哉(写真)が言った言葉が今も脳裏に焼き付いている。

「やっとこの場所に戻ってこれた。本当にそれが嬉しいです」

7年半ぶりの復帰について尋ねた際に、開口一番、彼から聞かれた言葉だ。11年8月にJ2のロアッソ熊本に期限付き移籍をして以来、ジュビロ磐田、京都サンガF.C.、モンテディオ山形と渡り歩く中で、常にガンバのことは心に留めていたという。もちろん、その時々でお世話になったクラブへの感謝の気持ちはある。彼の言葉を借りれば「その過程があって、再びガンバに戻ってくることができた」のも本音だろう。それでもジュニアユースからユースチームまでの6年間を過ごし、トップチームに昇格してからも3年半を過ごしたガンバ大阪は、彼にとっていつだって『特別なチーム』であり、再びガンバのユニフォームを身にまとって戦うことが目標であったのも事実だ。そして、そうして恋い焦がれてようやく戻ってこれた場所だからこそ、その中で、ようやく先発出場のチャンスを掴んだ今だからこそ、チームが残留争いに巻き込まれている現状に大きな悔しさを感じていることも。

「今年のスタートからトップチームの試合に絡めたわけではなく、現に前半戦はほとんどの時間をガンバU-23の一員としてプレーすることが多かった中で、とにかくチャンスが欲しい一心で、J3リーグでもがき続けてきました。なのに、いざ、ツネさん(宮本恒靖監督)に監督が交代して、チャンスをもらっても全然、チームの力になれていないというか。チームとして結果を出せていない=やれていない、と考えても、自分が悔しいし、ほんまにもどかしい。ただ、ここで下を向いてもいいことはないということは、ジュビロ磐田時代にJ2降格を経験して痛感しているので。今はとにかく、ガンバのために自分が持っている全ての力を注ぎ込んで現状に立ち向かいます」

菅沼を取材するたびに感じるのは、その胸にある『ガンバ愛』と、ガンバの一員としてピッチに立ってプレーすることの責任感だ。もちろん、彼の言葉にもある通り、プロである以上『結果』が大事で、そのためには戦術も技術も求められる。だが、それだけでは、結果を出せない世界であることも事実だ。このサッカー界において、『想い』や『熱』『執念』が強く宿った試合でこそ様々なミラクルが起きてきたのが何よりの証拠だろう。

だからこそ、繰り返し「ガンバのために」というフレーズを口にする彼の存在が、残り10試合となったJ1リーグの戦いにおいて大きな力になると信じている。

文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
9月1日(土)19:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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