【北九州 vs 富山】 ウォーミングアップコラム:FW前田央樹、大声援に応えるミクスタ2連続ゴールへ!

2018年9月7日(金)


背番号と同じ日に行われた8月25日の長野戦に途中出場し、すぐにゴールを挙げた前田央樹(写真)。今季2点目はチームに勝利を呼び込む決勝点となった。「開幕戦で決めて以降、取れてなくてずっとゴールがほしかった。やっとトンネルを抜け出せそう」。笑顔を見せたヘディングシュートは評価にも直結し、翌節はスタメンを取り返した。

前田のストロングポイントと言えるのが思い切りの良さ。浮き球にも自分の間合いで飛び込み、ゴールを近づける。長野戦も、ピッチに立った直後のファーストプレーで右からのクロスに体を投げ出した。惜しくもGKに阻まれるが「いい感じのフィーリングだった」と感触をつかむと、その直後のプレーで、同じく途中出場の川島大地のクロスにヘディングで合わせた。「好きな形だった。クロスに合わせたり、スルーパスでダイレクトで打ったり、ダイレクトで狙いたい。大地さんとはいつも合わせているが、あれは大地さんのボールが良かった」。前田は川島の正確なクロスをたたえたが、シュートもコースをしっかりと突き、前田はサポーターの前に一目散に駆け寄った。

ほぼ満員のミクスタは、この日一番の大歓声。ゴールの瞬間を前田はこう振り返る。「あれだけサポーターが集まってくれるのは気持ちがいいし、応援されているときは鳥肌が立つ。感謝しながらやっている。だからこそゴールを決めたときはあっち(ゴール裏スタンド席)に行きたいと思っていたので、本当に行けて良かった」。

ただ、1週間後の沼津戦ではスタメンを取り返したものの、「前半は蹴り合いになって僕らのサッカーができていなかった。後半はギラヴァンツのペースでやれたと思うが、決めるところで決められないともったいない試合になる。そこが課題だ」と悔いを残した。「練習で合わなかったら休憩時間でも喋っている」とコンビネーションを深めチャンスは増えているが、FW陣はダヴィやフェホ、池元友樹など上位リーグ経験者が並び競争は激しい。結果を呼び込むため、前田はゴール前でのプレーにはさらなるこだわりを持って練習に臨んでいる。

今節は富山と対戦する。富山のFW才藤龍治は琉球時代のチームメートで、前田は「去年は一緒でやっていたので、そこは負けられない」と意気込みを語る。試合会場はミクスタ。もちろん見上げるスタンドでは、黄色のサポーターが前田のプレーに熱視線を注いでいる。「しっかり僕が点を取り、失点もしっかりゼロで抑えて勝ちたい」。前田が真にトンネルを抜け出すとき、チームも暗がりから這い出て再浮上への道を歩み出すはずだ。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第22節
9月8日(土)18:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs カターレ富山

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