【琉球 vs F東23】 ウォーミングアップコラム:チーム最年少が攻守をつかさどる。小松駿太が見せるボランチとしての役割

2018年9月7日(金)


沖縄の地に降り立ち約半年。日焼けで色黒となった姿はすっかり馴染み、充実とした毎日を過ごしている。「もともと海が好きだったんですが、沖縄に来てからさらに好きになりました。食堂に行くとおばちゃんが気さくに声をかけてくれたり、いつもご飯を大盛りで出してくれたり、沖縄の人たちは気さくで温かいなと感じてます」。

今季YS横浜から加入した小松駿太(写真)は攻守の要とも形容されるボランチでプレーしている。システム「4-1-4-1」のワンボランチのポジションから全体的なバランスを取りつつ確実にボールを配給。パスの成功率はリーグトップクラスの成績を残している。

「攻守でリンクするポジションなのでバランスは必要だけど、数字に結びつく結果を出したいし縦パスに対しても違った工夫が見せられるようにしたい」。そう話す小松は、ボールを展開できる回数が増えているからこそ、より攻撃的な姿勢を示せる形を常に探求する。

小松がボールを持った瞬間、ポジションに散らばる選手たちはさまざまな心情が生まれる。ボランチから前線にボールを供給する場合、アタックを仕掛ける選手が自陣寄りでボールを受けると、前に向かう集中が足りなくなることがあり、簡単にボールをロストすることがある。そのため小松としては敵陣に侵入し攻撃陣の推進力を促すためパスを供給する必要がある。また味方の最終ラインも小松がボールを持てば攻撃に向かう気持ちが強くなるため、ボールをカットされてカウンターを受けたとき即座に気持ちを変える必要が出てくる。それが繰り返されると当然ストレスとして蓄積されることから、それを少なくさせるための前線へのボールの配給も考えなければならない。敵陣への侵入、パスの質、ポジショニング、そしてカバーリングの重要性を小松は認識する。

「前に出られるときは出ないといけないし、ボールの配給が自分からなのかそれともCBからなのかというところで意思をはっきりさせた上でのポジショニング、サイドが上がったときに裏を突かれるときが多いので、そのカバーリングに対する意識もさらに高めて改善させたいですね」。

今節のFC東京U-23戦は、小松にとっても特別な感情が芽生えているという。「(FC東京U-23の)柳貴博は家が近いので小学校のときから知っている。岡崎慎とは国体の東京代表で一緒にプレーして優勝した。同世代のプレーは意識するし、アジア大会で岡崎が出て準優勝しているので。僕もそういうところを当然目指していくし、同世代には負けたくない」。そう話す小松は内なる闘志を燃やした。

琉球は9月に鹿児島、沼津との上位対決。そしてFC東京、ガンバ大阪U-23との試合が控えている。チームにとっても小松にとっても重要な戦いが続く。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J3リーグ 第22節
9月8日(土)19:00KO タピスタ
FC琉球 vs FC東京U−23
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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