【東京V vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:昇格戦線に“勇気”100倍!

2018年9月7日(金)


前々節・千葉戦では10年ぶりに、前節・金沢戦では初めてと、2試合連続で大の苦手だった敵地開催ゲームを突破し、東京Vは上昇ムード満々で帰ってきた。勢いに乗って迎える3週間ぶりのホームゲームを、人一倍楽しみにしているのが、8月14日に新加入した香川勇気(写真)だ。8月22日の天皇杯浦和戦、リーグ戦では、前節の後半ですでに東京Vでのデビューを飾ってはいるが、ホームでは加入直後の第29節(8月18日)にベンチ入りはしたものの、出場機会はなかった。「やはり、ホームは特別です。大勢のサポーターに、自分というものをすごく見てもらいたい」。ゴール裏の新たな戦友たちへの自己PRに燃える。

“自分”は、前節でもしっかりと発揮されていた。「90分通しての上下運動や、正確なクロス、(左サイドで出た時は)左側で作っていくというのが自分のプレー」と、自らの特長を話す通り、後半の頭から左サイドバックで投入されると、積極的にボールに絡み、流れを手繰り寄せた。さらに、鋭い縦パスを最前線で受けた李栄直が左に展開したパスを絶妙に折り返すと、これが、決勝点となったドウグラス ヴィエイラへの最高のアシストとなった。パスを出した李栄直は、同じ元V・ファーレン長崎在籍経験を持つ選手として、「長崎でのプレースタイルをわかっているので、僕が左サイドに入った時は一番相性がいいのかなと思う。前節の得点の形も、僕がボールを持った時に、しっかりと上がってくれていたのがわかっていた。守備の声かけもやってくれるので、非常にやりやすい」と、早くも手応えを感じている。

また、ミゲル アンヘル ロティーナ監督が「すでに、攻守においてすごく良い適応をしてると思う。シーズンの途中で入ってきて、いきなり適応するというのは簡単なことではないけれど、彼の適応能力は素晴らしい。もちろん、チームとしてのDFのやり方など、我々のコンセプトをまだいくつか習得していく必要がありますが、それは、彼個人の成長にとってもプラスになるに違いない。味方にうまく合わせられ、ボールを失わないし、質の高いセンタリングも持っている。さらに、DF面での集中力が高く、高い意識で守備ができる」と、大絶賛すれば、イバンコーチも「戦術理解が早く、アシストでもシュートでも、自分で得点を生み出すことができる」と、攻撃力向上の視点からも高く評価している。

本人も、「連携や戦術もある程度理解してきたと思います。ロティーナ監督のサッカーは、しっかりとボールを保持して、自分たちが主導権を握ってやるサッカー。自分がこれまでやってきたサッカーに似てる部分があるので、溶け込みやすいですし、比較的すんなり入れたと思います」と、充実感を口にしている。

現在チームは5位につけ、今節は3位横浜FCとの上位直接対決だ。「自分たちはチャレンジしていく側。昇格へ向けて、大事な試合が続きますが、挑戦者としてチャレンジしていくことはポジティブなイメージがあります。この試合も、上位との直接対決。負けられないですが、上のチームの方がやりにくいと思うので、メンタル的に優位に戦っていきたい」。

“勇気”の名の如く、J1昇格へ向け、新天地に勇気と勢いをもたらしてくれるはずだ。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第32節
9月8日(土)18:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs 横浜FC
味の素スタジアム(東京ヴェルディ)
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