【盛岡 vs 鳥取】 ウォーミングアップコラム:鍵はメンタルの変化にあり。新境地で魅せる江頭一輝

2018年9月8日(土)


今節で中断明けから3試合目となるグルージャ盛岡。けが人が続出する苦しいチーム状況、さらにここ2試合は失点が多く、逆転負けが続いているが、そんな中でもオプションとして新たな可能性の萌芽となっているのが江頭一輝のウイングハーフ起用だ。

21歳の江頭は今季から盛岡に加入。メインとなるポジションはセントラルハーフだが、加入後はコンスタントに出場機会を得ることはできず、先発としては1試合のみの出場にとどまっていた。
「試合に出られないというのは選手として難しい状況。まだ若いというか、ガツガツしている部分もあったので、前半戦はメンタルの波がすごく大きかった」
冷静に振り返る江頭だが、中断期間前の時期からその考え方に変化が生まれた。「そういうメンタルでいることは自分のためにならない」。そう自分に言い聞かせ、黙々とメンタルを一定に保つことを自身に課した。その結果、中断から再開となった第20節の琉球戦、続く秋田戦では右のウイングハーフとしてフル出場を記録した。

江頭がウイングハーフに入ることで生まれる効果もこの2試合で徐々に明らかになってきた。
「ボランチに比べて相手との距離があるし余裕が持てる。収めて起点になって、そこから決定的な仕事に絡みたい」
攻撃時には同サイドの藤沼拓夢の良さを引き出すようなスペースへのパスを何本か見せて起点となり、セットプレーではキッカーも務めた。さらに、幅をどれだけとるか、高さはどうするか。前後のプレーヤーとのコミュニケーション、そしてスペースの優位性を保てるような位置取りを意識し、本来とは別のポジションで新境地を開きつつある。
「運動量はしんどいけど、やっててすごく面白い。ただ、出るだけじゃなくて結果やインパクトのあるプレーをもっともっとしないと。チームも負けているので、今節のホーム戦では内容はもちろんだけど、勝つことが何より大事だと思います」

ホームで必勝を期する江頭。その存在はチームにとって重要なピースとなりつつある。野戦病院と化している盛岡のサイドに頼もしい存在が台頭してきた。

文:高橋拓磨<cross Line>(盛岡担当)


明治安田生命J3リーグ 第22節
9月9日(日)15:00KO いわスタ
グルージャ盛岡 vs ガイナーレ鳥取
いわぎんスタジアム(グルージャ盛岡)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.7)
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イベント充実 (3.3)
グルメ (4.2)
アウェイお楽しみ (3.0)

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