【福岡 vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:「アビスパにあらゆる形で、どんな形でもいいので貢献したいというところで、自分に何ができるのかを考えてやりたい」(鈴木惇)

2018年9月11日(火)


今年の1月、自分を成長させてくれた大分への感謝の言葉とともに、福岡への復帰を決めた理由を口にした。

実は、これと同じような言葉を以前聞いたことがある。2012年シーズンのオフのこと。馴染みの報道陣に囲まれる中で「まだ何もアビスパに残していない。まずはアビスパで何かを成し遂げたい」と話した。
小学校3年生の時にアビスパU-12に加入。そこからアビスパ一筋で育ってきた選手としての熱い想いだった。その後、東京V、大分でのプレーも経験。プロとしての経歴を積み重ね、当時は持てなかった視点を携えて、いま再び、福岡を強いクラブにするために戦う。

その想いの強さは、プレーはもちろん、チームをけん引する姿勢に最も表れている。日々のトレーニングでは大きな声を出して仲間を叱咤激励し、そして、トレーニングに常に100%で臨むことの大切さを自らの姿勢で示す。課題としていつも口にするのは、チームとして一つになることと試合運び。ピッチに立てば、常に周りに気を配り、流れを読み、いまチームとして何をすべきかをプレーと言葉で伝える。今シーズンの福岡はチームキャプテンを置いていなかったが、後半戦からチームキャプテンとして任命されるなど、チームスタッフからの信頼も厚い。

そんな鈴木惇にとって「J2優勝、J1昇格」は外せない目標。もちろん、その先にはもっと大きなものを福岡で成し遂げたいという想いもあるだろうが、「J2優勝、J1昇格」はそこにたどり着くために絶対に外せない中間目標。前節の松本戦に敗れたことで、その道は険しくはなったが決して下は向いていない。現状を客観的に捉え、次に向けて何をすべきかにすべての力を注ぐ。
「自分たちがボールを保持できたということや、プレスに行く位置とかをコントロールできたというのは良かった点。その内容面は続けつつ、でも勝点0で終わったので、締めるところは締めるというのに気を付けていきたい」。

そして迎える横浜FC戦。「勝利することが最大限にして最低限の目標」と話し勝利を目指す。
「ポイントは横浜FCの前の2人。こちらが攻撃した後に守備の人数が少ない時とか、悪い失い方をしてバランスが崩れた時に、横浜FCはすごく力を発揮している印象がある。その部分は一番気を付けたい。攻撃面では自分たちが起点を作ったところに誰がアプローチに来るのかということを把握しておくことが大事。ボールを持った時に落ち着いてプレーすることができればチャンスがある」

決して簡単な試合にならないことは確かで、前から行く時か、我慢する時か、勝負に出る時か、その判断が勝敗を大きく左右する。そして、そのタクトを振るうのは鈴木惇。クラブへの想い、福岡への想いが溢れるプレーからは目が離せない。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第26節
9月12日(水)19:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs 横浜FC
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
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