【山形 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:めっちゃ突っ込め!アルヴァロ ロドリゲス

2018年9月14日(金)


前節・山口戦、アルヴァロ ロドリゲス(写真)が10試合ぶりに公式戦のピッチに立った。

試合は1-0の勝利。アルヴァロ自身は得点に直接絡むことはなかったが、ボールの引き出しやパスコースの限定などのタスクもこなし、復帰戦の69分のプレーとしては十分なものだった。

「もともと能力はある。あそこのポジション(シャドー)に入ったら何をしなきゃいけないとか、どこがフリーでどういうところに立っていればいいかとか、そういうのはなんとなくできている」と木山隆之監督。南秀仁が離脱して1ヶ月以上。なかなか埋まらなかったシャドーポジションに、頼もしい選手が帰ってきた。

今シーズン、チームには3人のブラジル人選手が期待とともに加入したが、アルヴァロのここまでのリーグ戦出場は10試合。原因は、度重なる怪我。「僕はもともと怪我をする選手ではなかった」とは本人の弁だが、コンディションが上がり試合に出始めたところで練習場から姿を消すことが多かった。

まじめさは他の選手たちと変わらないが、その中に見せる茶目っ気がアルヴァロのもう一つの魅力。そうした性格的なものは、イマジネーション溢れる柔軟なプレーにも表れている。頭髪と地続きに、頬から顎までびっしりと生えたヒゲ。楕円形に囲まれた顔の中で、優しい眼が子犬のように潤んでいる。ブラジルの実家は空港もない小さな町。「総合運動公園にもいつも家族で来ています。この雰囲気が好き」と日本の地方都市の生活にもすっかり慣れた様子だ。

今節の対戦相手、甲府との前回対戦では、チームの逆転勝利につながる活躍を見せた。0-1とリードされた77分に途中出場すると、85分に三鬼海のクロスに逆サイドから飛び込み、「現役で初めて」というヘディングで同点ゴールを奪った。さらにアディショナルタイムのフリーキックの場面では、小林成豪の逆転ゴールをキッカーとしてアシストした。

交代直後は左のウィングバックでプレーしていたが、「アイツ、めっちゃ突っ込むよ」という木山監督の見立てで途中からシャドーに入ったことが、反撃の第一歩となるゴールにつながった。さて、今節の活躍や、いかに。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第33節
9月15日(土)19:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs ヴァンフォーレ甲府

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