【清水 vs G大阪】 ウォーミングアップコラム:アジア大会帰りのDF立田悠悟。東京オリンピックを見据えながら目の前のG大阪戦に全力を尽くす!

2018年9月20日(木)


「(アジア大会で)短期間で緊張感のある試合を多くやって、タフさというのは身についたと思いますし、自分のプレーにだんだん自信がついてきた中で今やっているので、試合をしていても楽しいですし、早く試合をしたいという気持ちがすごく強いです」

8月中旬からインドネシアで開催された第18回アジア大会サッカー競技で21歳以下の選手だけで準優勝したU-21日本代表。その中で3バックのセンターとして全7試合中6試合に出場し、主軸として活躍した立田悠悟(写真)。帰国後初のJリーグとなった前節・柏戦でも先発フル出場して勝利に貢献し、冒頭のように語った。代表では3バックの中央、清水では右サイドバックとポジションは異なるが、1対1の対応や前方へのパスなどでも自信と余裕が増していることがピッチ上で明確に表われている。
公式プロフィールでは189cm/75kgだが、毎朝練習前に体幹トレーニングを行なうなどフィジカル面の強化も欠かさないため、体重は増えているはず。もしかしたら身長も少し伸びているかもしれない。フィジカルコンタクトや空中戦も、昨年のプロ入り当初とは比べものにならないほど強くなっている。
元々エリート街道を歩んできた選手ではなく、初めて年代別日本代表に選ばれたのは、急激な身長の伸びに筋力が少しずつ追いついてきた高校2年の頃。ユースからトップに昇格した当初は“自信”よりも“謙虚さ”が目立つ選手だった。だが、だからこそプロ1年目の昨年は、毎日ヘディングの居残り練習を行ない、フィジカルの強化も地道に続け、プロとしての基盤作りに励んできた。そして今季は、ヤン ヨンソン新監督に本来のセンターバックとは異なる右サイドバックとして抜擢され、ここまでリーグ戦18試合に出場して経験と自信を重ねてきた。それがアジア大会を経験して、より強固なものになったという印象だ。

ただ、「自信が過信になったら話が違う」(立田)と謙虚な姿勢も失うことはない。今も地道に自分自身を高めることに取り組み続けている。なぜなら「目標が明確になっているので、それに向かって今は頑張るだけ」だからだ。最大の目標は、チームの中でセンターバックの定位置をつかむことと、2年後の東京オリンピックに出場すること。それに向けて現状に満足するゆとりはない。
「(アジア大会決勝の)日韓戦は自分自身初めてでしたが、すごく緊張感があって、相手も試合前からメチャメチャ気合が入っていました。でも、そういう中で立ち向かう気持ちを出せましたし、自信を持って戦えたと思います。ただ、まだ力の差があることも実感しましたし、上を目指す気持ちはより強くなりました」(立田)

そうした思いを踏まえたうえで、立田が今もっとも大事にしているのは目の前のJリーグだ。清水としてもホームで3試合勝てていない(1分2敗)ので、ここで連勝できるかどうかは非常に大きな意味がある。
「僕にとっては久しぶりのホームゲームですし、楽しみな気持ちでいっぱいです。柏戦は2失点してしまって、それでは(守備力が持ち味の)自分が出ている意味がないと思うので、しっかりと周りの選手と話し合って、今度は無失点で終われるように頑張りたいです。ガンバには藤春(廣輝)選手とかファン ウィジョ選手とか個で打開できる選手が僕の対面にいるので、そこを自分がどれだけ止められるかが大事になると思いますし、ここで連勝して9月は全部勝って、静岡ダービー(10/7)に挑めるようにしたいです」(立田)

清水にとっては初めての平日金曜日のホームゲーム。相手は、宮本恒靖新監督の下で上位に2連勝中と調子を上げてきたタレント揃いのG大阪。舞台も相手も新鮮な中で、将来の清水の守備陣の中核となるべき逸材がどんな輝きを見せるのか。
ドウグラスが出場停止から復帰してますます期待感が高まる攻撃陣だけでなく、失点減に向けてひたむきに戦う守備陣にもぜひ注目してほしい。

文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第27節
9月21日(金)19:30KO アイスタ
清水エスパルス vs ガンバ大阪

スタジアムナビ