【長崎 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:武蔵弾3発で目覚めた長崎の最終航路

2018年9月21日(金)


18位のV・ファーレン長崎が4位のベガルタ仙台をホームに迎えて開催されるJ1リーグ第27節。前節の名古屋グランパス戦で8試合ぶりの勝利を挙げた長崎の練習の雰囲気は推進力に満ちていた。J1残留という一つの目標に向かって。

名古屋戦で気を吐いたのは背番号11の鈴木武蔵(写真)。1トップで先発をすると、8分、53分、56分に足と頭で決めてハットトリックを達成。70分に中村慶太が決勝点となるPKを決めた。

鈴木は、今季リーグ23試合に出場して得点を9に伸ばし、開幕前に掲げた「自分の背番号以上取る」の目標達成も間近。また、2014年アルビレックス新潟で記録しているシーズン3得点(出場29試合/J1リーグ)を大きく上回り、プロキャリアハイを更新している。飛躍の最大の要因は、現役時代に鈴木と同じくフォワードで活躍した高木琢也監督の存在だ。開幕前のキャンプから「徹底的に育てたい、伝えたい選手」として、練習後の個人指導も熱を帯びていた。

「名古屋戦でハットトリックを決められたのは、気持ちの面が大きいです。高木監督からは『2、3本打って入らないなら4、5本打っていい。自信を持っていけ』といつもいわれています。『試合に出続けても入らないときは入らない』という言葉ももらいました。フォワードとしての動き、そしてメンタルの面ですごく勉強をさせてもらっています」

鈴木の目覚めは、長崎の目覚めにつながった。残り8試合。18位からの上昇を求められる苦しくも集中が必要になる時間が続く。

「これからは、いいゲームをするだけではいけません。勝利につなげていかなければいけない。縦への速さ、ハードワークという長崎らしさを出すことで、相手チームは嫌がります。まずは、長崎のサッカーを出すことです。ただ、残留だけを考えるとゲーム、個人のプレーは堅くなるでしょう。サッカーを楽しむことを忘れずに戦っていきます」

チームの目標は至極明快。高木監督が目覚めさせた鈴木が先導して、長崎は荒波を目的地に向けて進んでいく。

文:J's GOAL編集部


明治安田生命J1リーグ 第27節
9月22日(土)18:00KO トラスタ
V・ファーレン長崎 vs ベガルタ仙台

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