【札幌 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:勝つためにゴールを守る。札幌の長身守護神がシュートも連敗もストップする。

2018年9月28日(金)


この鳥栖戦に向けて並々ならぬ意欲を燃やしているのが、札幌の韓国人GKク ソンユン(写真)だ。前々節は川崎Fに0-7のスコアで敗れ、前節は鹿島に0-2で敗戦。ゴールマウスを守るGKとしては失点を重ねていることにはもちろん悔しさがあるが、それ以上に「チームが負けてしまったことがとにかく悔しい」と言葉を強める。

とりわけ鹿島戦については最後尾から試合を俯瞰したうえで「試合内容としてはそれほど差はなかった」と振り返る。ただし、「鹿島のような強いチームは、そうしたなかでも少ないチャンスをしっかり得点につなげてくる」と常勝軍団の勝負強さを素直に称えてもいた。

そして危機感も強い。前節の敗戦により順位は7位へと下がり、ACL出場権獲得に向けて少しだけ遅れをとってしまった。そのなかでこの守護神は「このままズルズルいってしまうようだと、チームの歴史を変えることはできない。こういう状況でしっかり踏ん張ることが、本当の意味で強いチームになるためには必要。少しでも気を緩めたら、またすぐに“エレベータークラブ”に戻ってしまう」とまで口にして、この鳥栖戦での必勝を誓っている。

クが常に口にしているのは「GKとして無失点で試合を終えるに越したことはないかもしれない。でも、0-0だったら意味がない。それならば2-1でも3-2でも、チームが勝ったほうがいい。無失点に終わるためではなく、チームが勝利するためのプレーをしたい」という言葉。もちろん2-0や3-0で試合を終えられればベストなのだろうが、「そんな簡単にはいかないですよ」と実際にゴールマウスに立つ人間だからこその重い言葉も。

今節対戦する鳥栖にはフェルナンド トーレス、金崎夢生らリーグを代表するストライカーが名を連ねる。だが、札幌の背番号25だっていまやアジアを代表するシュートストッパーと評してもいいほどの働きぶりを見せている。

単にゴールを守るためだけではない。勝つためのシュートストップで、長身GKはチームを連敗から救ってみせる。

文:斉藤宏則(札幌担当)


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