【徳島 vs 金沢】 ウォーミングアップコラム:日増しに大きくなる、梶川裕嗣の砦。

2018年10月6日(土)


昨季、湘南から期限付き移籍で徳島に加入した梶川裕嗣(写真)。今季は完全移籍で契約を結び、ここまで27試合に出場している。

リカルドロドリゲス監督のスタイルでは、GKにもビルドアップで関わる足もとの技術が要求される。梶川はその技術を「大学時代の恩師のアドバイスがきっかけ」となり、磨きをかけてきた積み重ねがいま生きている。

しかしながら、昨季は梶川個人として悔しいシーズンになったのではないだろうか。開幕から先発に抜擢され、ロドリゲス監督の第一候補としてゴールを守っていた。だが、特長を発揮するところまでは至らず、第14節・金沢戦(1△1)を最後に出場機会は途絶えた。

そして、迎えた今季。新しくカルバハル(現・水戸)が加入し、守護神である長谷川徹も存在感を示している。再び熾烈なポジション争いがスタートした中で、しっかりとアピールして出場機会をがっちり掴んだ。それでも前半戦はチームとしても、個人としてもなかなか結果が現れなかった。しかしながら、後半戦に入ってからの変化を我々は目の当たりにしている。それは、チームだけではなく梶川もそうだ。第30節・大分戦(1○0)であり、第32節・岐阜戦(2○1)であり、第34節・町田戦(1△1)であり、梶川のビッグセーブなくして勝点を手繰り寄せることはできなかった。

当然ながら理想的な試合は梶川の存在感がまったくないような展開。GKが目立つ試合はできればご遠慮願いたい。しかしながら、そういったピンチを迎えたとしても“梶川なら!”という信頼がチームの後押しになるものだろう。

「自信にはなっていますが、それが過信にならないように深く考えていません。チームのために何ができるかどうかだけ考えています」。

謙虚な梶川らしいスタンスは、言葉にも出ている。

文:柏原敏(徳島担当)


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