【京都 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:鉄人・石櫃洋祐、まだまだ右サイドを全力疾走!

2018年10月12日(金)


果敢な攻撃参加から放たれるクロスは、チームのストロングポイントの一つだ。石櫃洋祐(写真)は鋭く、正確なボールを右サイドからゴール前に供給して、チャンスをもたらす。相手選手を完全に抜き去らなくてもコースさえ空けばクロスを上げられるし、縦だけでなく中央へ切れ込んで左足のシュートも打てる。対戦相手からすれば、厄介な選手だ。

最近の試合で輝いたのは第35節の熊本戦。今季の行く末を占う上で非常に重要な残留争い直接対決は京都が4ゴールを奪って快勝したが、その先制点とトドメの4点目をセットプレーから演出したのが石櫃だった。台風24号の影響で強風だったピッチコンディションも計算に入れたキックは、見事に空中戦に強いチームメイトの特徴を引き出している。今季はキッカーの座を仙頭啓矢が務めた時期もあったが、シーズン途中からは再び石櫃が担当しており、その期待に応えてみせた。

昨年から右サイドでコンビを組むことも多い小屋松知哉も「攻撃ではビツさん(石櫃)との関係を意識しているし、守備でも後から指示を出してくれるので、それを聞いて動いている。あの年齢まで第一線でやれている選手は、そこまで多くない。日々のコンディション管理を徹底している素晴らしい選手」と、今年で35歳を迎えた右サイドバックを賞賛する。

明るい性格で、ピッチ外ではボケとツッコミを巧みに使いこなす関西人。その裏では最大限の力をピッチ上で発揮すべく、人一倍コンディションに気を使い、チームとして戦う一体感を大事にするという一面も持つ。

京都に加わって5シーズン目。その間、自分よりも若い選手たちにポジション争いを挑まれたが、今なお京都の右サイドバックは彼のものだ。リーグ戦では過去4シーズンで150試合に出場。今季も欠場したのは出場停止を含む2試合のみ。“鉄人”の形容詞は伊達じゃない。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月13日(土)17:00KO 西京極
京都サンガF.C. vs 徳島ヴォルティス

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