【北九州 vs 盛岡】 ウォーミングアップコラム:「勝つしかない!」。浦田樹が誓う勝利への左足弾。

2018年10月27日(土)


左サイドバックとして14試合連続出場中の浦田樹(写真)。自身がストロングポイントとして挙げる正確なクロスを武器に決定機を作るほか、危機察知力を生かして失点減に貢献する。チームの低迷から抜け出すためにも、継続してその持ち味を発揮し、結果を呼び込みたい。「勝つしかない。それしかないです。ホームなので点を決めてサポーターと一緒に喜び合いたい」。浦田は己を鼓舞し、戦いの舞台に臨む。

昨季までは千葉からの期限付き移籍でプレーしていたが、今年は北九州に完全移籍。夏に柱谷哲二監督が就任して以降はフル出場が続く。「うまく体が動かない週や時期もあったが、そういう中でもどういうプレーが必要なのかを考えながらやってきた。それはコンスタントに試合に出たことで得られたもの」。キャリア最多の出場機会を得て経験値が積み上がり、ピッチ内での連係もいっそう深化した。

持ち味のクロスやプレースキックは相手への脅威。第3節藤枝戦で挙げたJ初ゴールはFKを直接しずめたものだ。クロスを絡めたコンビネーションは試合を重ねるたびに安定し、誰がFWに入っても決定機を創出する。浦田はダヴィやフェホを念頭に「身長が高い選手のほうが合わせやすいのは合わせやすい」とするものの、池元友樹、佐藤颯汰へのクロスも息が合う。「イケさんや颯太とかには速いボール。GKとディフェンスラインの間に流し込むクロスを意識している」と話し、FWの身体能力に合わせて自在にクロスを送り出す。

しかし技術に甘んじることはなく、新門司球技場での全体練習が終わったあともFWや中盤の選手たちとクロスの練習に打ち込んだ。「ゴールの数が少ない。クロスは自分の特徴だと思うので、そこをもう一回やることが大事だと思う」と貪欲に左足を振り上げた。

勝利からチームが見放されているという現状も危機感を募らせる。現実的に言えば両ペナルティーエリア内での攻防や質に課題があり、浦田に問われる責任があるわけではないが、成長を続けるサイドバックは前節までの戦いを受けてこう話した。

「(前節F東23戦は)前半残り10分くらいから持てるようになったが、そういう時間を長くできればチャンスの数も増える。決定力(不足)という話はあるが、チャンスの数自体を増やせれば自然とゴールも増えると思う。もっとチャンスを作れるように、FWだけでなく後ろからもやらないといけない」

今節は前半戦で敗れている盛岡を迎える。浦田は「つなげるところでしっかりつなぐ。長いボールを蹴るにしても、なるべく味方に合わせるボールを蹴るようにする」と強調。「残り6試合をすべて出場して、なるべくアシストやゴールにつながるプレーを増やしたい」と話し、結果に絡むプレーを約束する。これ以上、ホームでため息を聞くわけにはいかない。浦田の左足が魅せるゴールにつながるプレーは、もちろんミクスタの笑顔につながっている。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第29節
10月28日(日)14:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs グルージャ盛岡
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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