【岐阜 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:今季の集大成。成長した姿をサポーターに見せられるか

2018年11月16日(金)


前節・水戸戦。「僕はボールの納めどころとしてもっと機能しなければいけない」との反省の弁を口にした田中パウロ淳一(写真) 。いよいよ今節はホーム最終戦。岐阜のムードメーカーでもある25歳は、「先ずはチームの勝利」と闘志を燃やしつつ、自身初の二桁得点に向けても静かに爪を研いでいる最中。今季積み上げたゴール数は『8』。自身の得点で、チームを勝利に導きたい。

田中の特徴はドリブル。ただ、その一方で「今までは感覚でプレーしていた」と過去の自分を振り返る。確かに、前所属の金沢時代や岐阜に所属当時を回想すると、得点を挙げることに苦労していた印象がある。しかし、昨季は5得点、今季は8得点と得点力向上に成功。何が田中を変えたのか。その要因は「大木監督が就任して、考えるようになった」という言葉に裏打ちされるオフザボールでの動きだ。自身がボールを持たない瞬間のスキルアップが田中をもう一段上に押し上げた。

前々節・山形戦を振り返り、敗れはしたが後半ゴールに迫れた理由についても、「相手の陣形を見て、サイドから斜めに走る動きを増やした」。こんな言葉も、戦況に応じた効果的な判断力とリンクする。その際たる例が、第6節・愛媛戦で記録した自身初のハットトリックだった。

さらに、チームプレーヤーとしても力強さが加わった。第24節・横浜FC戦で田中は右ひざ内側側副靭帯損傷の怪我を負う。しかし、1ヶ月程度は掛かると診断された怪我でも、第32節・新潟戦で復帰。「足は大丈夫か?」と質問すると、「50~60%。でもそんなこと言っている場合じゃない」と歯を食いしばり、当時連敗中だったチームのために戦い続けてきた。13戦未勝利のチーム状態に終止符を打った第37節・岡山戦。逆転勝利を収めたチームの同点弾は、大外からクロスに飛び込んだ田中がガッツで決めたものだった。

今節に向けて、「福岡も負けられないですよね」と笑顔を見せる田中。しかし岐阜も、そして田中自身も勝利して今季を終えたい気持ちは同じだ。チームが良い時も、悪い時も右サイドで体を張り、走ってきた今シーズンが終わる。「もっとやれると思っている」。今季のプレーをこう総括した田中の今季集大成となる今節。サポーターの方々には、是非とも刮目して頂きたい。
 
文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第42節
11月17日(土)14:00KO 長良川
FC岐阜 vs アビスパ福岡
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(FC岐阜)
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