【G大阪 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:『8連勝』の皮切りとなるゴールを挙げた渡邉千真。『ゴール』に飢えている男の爆発に期待。

2018年11月23日(金)


前節の湘南ベルマーレ戦で勝利し、破竹の8連勝を飾ったガンバ大阪。開幕以降、ほほ居続けていた『降格圏』を28節・サンフレチェ広島戦の勝利で抜け出してからも、ことごとく難敵をなぎ倒して勝点を45に伸ばし、残り2試合の結果を待たずして自ら『残留』を掴み取った。

そのミラクル劇の立役者の一人となったのが、8月13日にヴィッセル神戸からの完全移籍が発表されたFW渡邉千真(写真)だ。

ここ2試合は先発のピッチから離れているものの、加入直後に初先発を飾ったベガルタ仙台戦で移籍後初ゴールを決めると、以降も前線で圧巻の存在感を発揮。『8連勝』の最初の一歩となった25節の川崎フロンターレ戦でチームを勢いづける先制点を奪ったのを皮切りに、その後も体を張ったプレーで前線で起点になるなど献身的なプレーを続け、停滞が感じられていた『攻撃』に勢いを呼び戻した。その姿は、獲得にあたって宮本恒靖監督が期待を寄せた通りのものだった。

「千真はボールもおさめられるし、(2トップの時には)もう一人のFWとしっかりコンビネーションを作れる選手。ペナルティエリア内の強さも魅力だし、神戸で示してきた得点力も自分の『点を取る形』を持っているからこそだと思います。僕は基本的に彼をFWの選手だと思っていますが、神戸時代にサイドでもプレーしていたように、彼の柔軟性は試合の流れの中でも活かされるはず。そうした持ち味を存分に発揮してくれることを期待しています(宮本監督)」

だが、本人は現状に決して満足していない。それは先に述べた川崎F戦以降、最も欲している「ゴール」から遠ざかっているからだ。しかも同じポジションを争うFWファン ウィジョや好調をきたすFWアデミウソンの活躍を思えば、『ゴール』への欲が膨らんで当然だろう。
「ここ最近、先発から外れているのは明らかに結果が出せていないから。自分もなかなかチームに貢献できていない悔しさもある。だからこそ、なるべく長い時間ピッチに立って勝利に貢献したいという気持ちは強い。ここ最近は先発出場こそできていませんが、調子が悪いわけでは決してないので、あとは『ゴール』という最後の結果をしっかり出せるようにしたいと思っています」

その先に描くのは、チームの連勝記録を伸ばすことだ。残留は決まったとはいえ、今の流れを続けることが個人としても、チームとしても財産になると言葉を続ける。
「この流れを継続しながら、9連勝、10連勝で締めくくることができれば、今季に限らず来季に向けても財産になる。チームとしてもそのことに気持ちを揃えて準備してきたので、それをしっかりとピッチで示したい。ケガ人もいるし、少し顔ぶれは変わるかもしれませんが、そうなってもチーム力を落とさずに戦えるかが今節のカギ。僕もチャンスをもらえたらしっかりチームの力になることを考えたい」

ホーム最終戦で、その思いをプレーで表現できるか。サポーターも渡邊のゴールを待っている。

文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第33節
11月24日(土)14:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs V・ファーレン長崎
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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