【G大23 vs 北九州】 ウォーミングアップコラム:J3リーグの残り2試合も、今シーズンに得た収穫を意識しながらピッチに立つ

2018年11月24日(土)


今シーズンはMF森勇人(写真)にとって、自分を見つめ直す時間になった。出場時間を考えればもちろん納得はしていない。ただ過ごした時間の中で得た収穫は確かにあった。

「サッカーに限らずですが、誰でも自分のために頑張ることはできると思うんです。僕もその一人で、自分がサッカーをうまくなるための努力はこれまでも惜しまずにやってきた。ただ、自分の調子が良くないとチームのことを考えられなくなっていたというか。これはノリさん(實好礼忠U-23監督)に指摘されて気づいたことでもありますが、自分の置かれている状況が悪いときほど『何かを変えなくちゃいけない』と思うあまり、自分のためには頑張れていても、それをチームのためにアウトプットできていなかった。だから、試合の中でもいざという場面で使われなかったんだと思います。…というような話をノリさんともして、自分でもすごく腑に落ちたし、そこが変わらないと、今の自分から抜け出せないと気がついた。実際、自分のマインドが変われば…同じプレーをしていても『頑張る』ことをチームにアウトプットできるようになれば、周りからの見られ方も変わってくるということも少しずつですが実感できましたしね。そこに気づけたのは収穫でした」

名古屋グランパスから加入して2年目。J3リーグでは開幕戦からピッチに立ち、トップチームでもルヴァンカップのグループステージでコンスタントにメンバー入りを果たすとともに、4月のFC東京戦では念願のJ1リーグデビューも飾った。

だが、夏を過ぎてからはほとんどの時間をU-23で過ごすことに。しかもU-23が戦うJ3リーグでも控えにまわることが多く「基本的に23歳以下で構成されるU-23チームにあって、23歳で、本来は引っ張る立場にならなければいけないはずの自分がチームの力になれていない状況はもちろん、悔しかった」と振り返る。それでも、苦しんだ毎日の中でつかんだ収穫は光にもなった。

だからこそ、残り2試合となったJ3リーグでも「チームのために何がアウトプットできるかを考えて戦いたい」と言葉を続ける。

「僕はこれまで常にワールドカップ出場という目標を描いてきました。それはJ3リーグでプレーしている今も変わっていません。そうした高い目標を持つことで、日常生活を含めて自分が何をすべきかが明確になるからです。その目標はこの終盤戦でもブレることなく意識し続けてきたし、あとはそうした自分をいかにチームに還元していくか、だと思うので。最終的にメンバーを選ぶのは監督ですが、これまでもそうだったように、シーズンの最後まで、この2つを意識しながら、ピッチに立ったらチームのために『結果』を求めて戦います」

それが、これから先の自分のサッカー人生にとっても大事な財産になると考えればこそ。

文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第33節
11月25日(日)14:00KO 吹田S
ガンバ大阪U−23 vs ギラヴァンツ北九州
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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