【磐田 vs 東京V】 磐田側ウォーミングアップコラム:過去の決戦を振り返る名波浩監督。「どれだけしんどいゲームになるかは分かっている」

2018年12月7日(金)


J1参入プレーオフ決定戦のように、J1チームとJ2チームが、昇格と降格をそれぞれかけて戦うのは、2008年までさかのぼる。

当時は、J1・J2入れ替え戦と名称も異なり、かつホーム&アウェイ形式とレギュレーションも異なるが、その決戦が10年の時を経て今年から復活した。ラストイヤーとなった2008年で、当時J2に所属していた仙台と対戦している磐田。その時は、アウェイで迎えた第1戦を松浦拓弥の得点で、1-1。貴重なアウェイゴールも奪った磐田は、ホームで迎えた第2戦でも松浦が2得点と大活躍。合計スコアで3-2と仙台を倒して、J1残留を決めた。またその仙台戦を現役選手として経験している名波浩(写真)監督。いかに難しく、過酷な戦いか。それを最も知る人物なのだ。

「1発勝負だし、年間通してやってきたことは何だったの?というゲームになってしまう可能性もある。俺はあそこに行く人達の気持ちがよく分かるから、どれだけしんどいゲームになるかは分かっている」と以前にそう話している。松浦や名波監督のように、その当時を知る人物が今もなおいることは、1つ心強い点だろう。特に指揮官がその難しさをよく知ることからも、準備を怠ることは考えられない。どん底に落ちたチームを1つにまとめ上げて、背水の陣に挑むはずだ。

またこのプレーオフの1番の難しさは、対照的な“勢いの差”だろう。今回の両チームを比較しても同様のことが言える。J1最終節でまさかの16位に転落した磐田は、J1最終節のアディショナルタイムにどん底へ突き落とされた。一方の東京ヴェルディは、J2で6位ながら、自分たちよりも上位で終えた大宮、横浜FCをそれぞれ撃破。2度の下克上を成功させた勢いがある。加えてJ1参入プレーオフ2回戦の横浜FC戦は、アディショナルタイムまで0-0と敗退の瀬戸際まで追い込まれたが、そのアディショナルタイムに起死回生となる得点で勝利を手にしている。その対照的な結末を迎えたアディショナルタイムに同じ過ちを繰り返さないためにも、90分間高い集中力は要求されるだろう。

精神的にも、肉体的にもタフな90分間になることは間違いない。ただ来季もJ1での挑戦を続けるために、そして何よりも昨季6位の躍進から崩れ落ちた今季のリベンジをJ1の舞台で晴らすためにも、乗り越えなければいけない壁だ。

文:森亮太(磐田担当)


J1参入プレーオフ 決定戦
12月8日(土)14:00KO ヤマハ
ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
みんなの総合評価 (4.3)
臨場感 (4.8)
アクセス (3.1)
イベント充実 (3.6)
グルメ (3.6)
アウェイお楽しみ (3.4)

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