【藤枝 vs 福島】 ウォーミングアップコラム:大井川町出身のテクニシャン・谷澤達也。地元への恩返しのために誓うこととは

2019年3月8日(金)


昨季の16位からの巻き返しを誓う藤枝にとって、今季のもっとも大きなトピックは地元出身選手が一気に増えたことだ。しかも、静岡県内でよく名の通った選手が多く加わったのは大きい。
 
MF成岡翔(島田市出身、藤枝東高卒)、MF谷澤達也(大井川町〈現焼津市〉出身、静岡学園高卒)、DF秋本倫孝(静岡市〈焼津に隣接する用宗地区〉出身、清水商業高卒)の3人は、J1経験が豊富で地元での知名度が非常に高い選手。ルーキーDF鈴木翔太も、藤枝市内の高洲南少年団から清水のアカデミー、学芸大学を経てプロになった。
 
その他に、GK杉本拓也(吉田町)、DF鈴木準弥(沼津市)、FW北川滉平(島田市)、FW安東大介(静岡市)らも合わせて静岡県内出身選手が31人中8人。これまで元祖サッカー王国ながら「地元の選手が少ない」と言われてきた藤枝が、そのイメージを払拭してきた。
 
その効果は予想以上に大きく、2月の練習試合には駐車場に車が収まりきらないほど多くの観客が訪れ、チーム関係者も驚いていたほど。メディアやイベントでも注目度が高くなり、観客数がかなり増えることは間違いなさそうだ。

そんな中でプレシーズンから良い動きを見せ、開幕から主力としての活躍が期待される谷澤達也(写真)に、地元に帰ってきた想いを聞いた。

「自分も34歳になって、最後は地元でプレーしたいという気持ちがありましたし、今回ちょうど良いタイミングでオファーをいただきました。僕のことを昔から知っている人とかいろんな人が観に来てくれると思うので(キャリアの最後に向けて)楽しんでプレーしていきたいと思っています」
 
天才肌の華麗なテクニックや切れ味鋭いドリブルで多くのファンを魅了してきた地元のヒーローが帰ってきたことで、周囲の反響も当然大きかったと言う。

「みんな第一声は『本当に帰ってくるの?』というのが多かったですね。あと『まだやってるの?』みたいな声も(笑)。でも『今年は観に行くよ』と言ってくれる人がたくさんいるので、まだ頑張らなきゃという気持ちになりますね」(谷澤)

もちろん、注目度が高い選手としても経験豊富なベテランとしても、チームに与える影響が大きいことは十分承知している。

「チームの注目度もこれからどんどん上がってくると思いますし、それに向けて今は土台作りが大事になってくると思います。自分がその土台作りのところで少しでも貢献できればいいなと思いますし、このクラブがもっともっと発展するために結果を残していきたいです」(谷澤)
 
“デカモリシ”の愛称で知られる新戦力・森島康仁とも密なコミュニケーションをとりながら良い関係を作れており、「今はすごくゴールを取りたいと思ってます。ゴールにこだわって、ゴールにつながるようにプレーしていきたいです」と言う谷澤。そのために「身体を絞って、もっともっと動けるようにコンディションを作っていきたい」と今シーズンへの意気込みを語る。

秋本や成岡も地元でのプレーを楽しみにしており、自分が生まれ育った地域に少しでも貢献したいという想いは谷澤と同じ。そんなベテランたちに引っぱられて藤枝がどう変わっていくのか。開幕戦からの成長過程にぜひ注目していってほしい。

文:井上慎也(藤枝担当)


明治安田生命J3リーグ 第1節
3月9日(土)13:00KO 藤枝サ
藤枝MYFC vs 福島ユナイテッドFC
藤枝総合運動公園サッカー場(藤枝MYFC)
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