【相模原 vs 富山】 ウォーミングアップコラム:『変革』の1年を前に。三浦文丈監督が挑む新たなチャレンジ

2019年3月9日(土)

(写真)新潟時代の三浦文丈監督。

「いよいよだよね」。開幕を控えた心境を尋ねられた新指揮官は、そう笑みを浮かべた。

自身これが3クラブ目の監督業となる。長野、新潟とこれまで率いたクラブでは、引き際に悔しさが残った。「もちろんある」と言う反骨心も胸に、相模原の監督という大役を引き受ける。
「長野のときは『昇格』と言ってできなくて、3位だったけど満足のいく結果ではなかった。新潟のときはああやって10節かな、少し難しいなと思って辞めざるを得なくなったから。やっぱり変な意味ではなくて、自分の力がどのくらいかというのは知らしめなきゃいけない」

だからと言って、「自分の戦いだけにはこだわっていないですよ」と笑うように、このクラブで指揮を執る意義も、当然よく理解している。
『変革』という今季のスローガンのとおり、相模原にとって今季は新たなスタイルを確立するための1年となる。「もちろん勝つことを目指すんだけども、自分たちのやり方をいまトレーニングでも浸透させていっているので、2ヶ月後、3ヶ月後、半年後かもしれないけど、そのスタイルを表現しながら、ちゃんと勝てるようなチームにしていきたい」。
昨年、明治安田生命J3リーグを制した琉球がそうだったように、「相模原と言えばこういうサッカー」という土台作りに取りかかっている。

そして迎えるホームでの開幕戦。「ある意味特別っちゃ特別なんですよね」と、その難しさも感じている。「自分たちのスタイルを見せなきゃいけない半面、でも開幕ってそういうのをすっ飛ばしてでも勝たなきゃいけないというところもある」と語るように、単なる34分の1試合とはいかない。ホームのサポーターの前で、勝ってシーズンをスタートさせる。そんな最高な幕開けを演出することができるだろうか。なお、新加入の稲本潤一も、開幕戦のメンバー入りが濃厚となっている。

いずれにしても、新たな職場で過ごしてきたこの6週間、充実感に満ちた様子はひしひしと伝わってくる。「純粋に相模原というクラブに関わったので、何とかクラブを強くしたい、良くしたい、地域のシンボルにしたいという気持ちがある」。創立12年目とまだまだ成長過程にあるクラブでの新たな挑戦。10日、SC相模原の、そして三浦文丈の“新章”が幕を開ける。

文:林口翼(相模原担当)


明治安田生命J3リーグ 第1節
3月10日(日)13:00KO ギオンス
SC相模原 vs カターレ富山
相模原ギオンスタジアム(SC相模原)
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