【讃岐 vs 秋田】 ウォーミングアップコラム:福家勇輝、魂のシュート。

2019年3月16日(土)


前半27分、ハーフウェイライン近くで相手選手の激しいチャージを振り切り、福家勇輝(写真)がためらいなく放った超ロングシュート。そのボールは緩やかな弧を描き、岩手GK土井康平が下がりながら、懸命に伸ばした左手の指先を超えて、ゆっくり、ゆっくりゴールマウスに吸い込まれた。大歓声のピカラスタジアム。笑顔溢れるチームメイトに、揉みくちゃにされながら両拳を握りしめ走り出す福家。

2日前に行われた開幕記者会見。開幕戦でゴールを決めた時のパフォーマンスは考えているか?との質問に、出席していた上村健一監督、竹内彬、福家は、緊張がほぐれたように笑顔を見せた。「決めてはいないけれど、みんなで喜びあえたらいいと思います」と福家は答えた。走り出した福家の目の前には、竹内と上村監督がいる。竹内は自分に駆け寄って来た福家の背をベンチ方向へ押し出した。上村監督に飛びつく福家、絶対に勝利が必要だった讃岐。この先制点はJリーグの週間ベストゴールに選ばれた。

福家に話を聞いた。
Q:開幕戦勝利おめでとうございます。初スタメン、決勝ゴール。そして、Jリーグの週間ベストゴールに選ばれました。現在の気持ちを教えて下さい。
A:ありがとうございます。選んでいただいたことに、凄く感謝しています。今まで取り組んできた成果が少しは出たと思います。でも、まだ1試合に出場して1得点しただけなので、気を引き締めて冷静に、トレーニングを大事にして行きたいと思います。

Q:次節、秋田戦への意気込みを教えて下さい。
A:練習からしっかりとプレーして、またスタメンで試合に出られるようにやっていきたいです。そして、出場した時には活躍が出来るように、しっかりと練習に取り組みたいと思います。

2014年、讃岐のJ2昇格と同時に加入した福家は、期待の地元出身選手。だが、思うように出場機会は得られず、今年こそはと挑んだ昨年開幕前に右膝前十字靭帯損傷で全治6か月の診断。「こんなものなのか・・・」失意のどん底から治療後の長いリハビリを乗り越え、6シーズン目にして初めて先発の座を掴んだのだ。選手入場は2人の子ども達と一緒だった。サッカーが出来ず、辛かった長い期間、福家を支えたのは家族の存在だった。カマタマーレ讃岐、1年でのJ2復帰へ。福家勇輝に期待する。

文:大森一<オフィスひやあつ>(讃岐担当)


明治安田生命J3リーグ 第2節
3月17日(日)13:00KO ピカスタ
カマタマーレ讃岐 vs ブラウブリッツ秋田
Pikaraスタジアム(カマタマーレ讃岐)
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