【神戸 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:少年サンペールの目標はイニエスタ。バルサ育ちの24歳がベールを脱ぐ。

2019年3月16日(土)


FCバルセロナの下部組織(カンテラ)育ち。24歳。182cmの長身。セルヒオ ブスケッツの後継者とも言われる。名はセルジ サンペール。現役バリバリのスペイン人ミッドフィルダーである。言い方は悪いが、“よく、こんなエリートがJリーグに、ヴィッセル神戸に来てくれたなぁ”と改めて思う。

とはいえ、FCバルセロナでのラ・リーガ出場は1試合のみ。スペイン国王杯やUEFAチャンピオンズリーグなどを合わせても、トップチームでブラウ・グラナ(青とえんじ)のユニホームをまとってプレーしたのは5シーズンで通算13試合。2016-17シーズンには期限付き移籍先のグラナダでラ・リーガ22試合に出場しているが、翌シーズンのラス・パルマスではケガの影響もあってリーグ戦出場は2試合のみ。日本のサッカーファンにとっては“謎が多い”サッカー選手とも言える。

恥ずかしながら、筆者も動画で過去のプレーをいくつか観ただけ。神戸の練習には3月13日から合流しているが、非公開のため彼がボールを蹴っている姿を生で見たことさえない。チーム関係者は「足元の技術はすごい」と言い、チームメイトは「止めてから蹴る基本がしっかりしている」「ターンがうまい」と話すが、正直よくわからないというのが本音だ。

3月15日の練習後、サンペールがメディアの囲み取材に応じた。彼がどういうプレーヤーかをもっと知りたくて、カンテラ時代の少年サンペールにとって、イニエスタはどういう存在だったかをたずねた。すると、彼は人懐っこそうな笑顔を浮かべてこう答えた。
「(イニエスタは)子供の頃から目標にしてきた選手です。スタジアムで(トップチームの)試合を観る時は彼を集中的に見ていました。自分がFCバルセロナでデビューした時は、アンドレス(イニエスタ)と交代でピッチに入った。(そういう縁もあって)自分にとっては本当に大切な存在です」

イニエスタを観て技術を磨いてきたサンペールが、「止めてから蹴る基本がしっかりしている」「ターンがうまい」のは自然な流れかもしれない。
すでに選手登録が完了し、今節の清水戦から出場可能。「コンディションはいい。ここから先は監督が決めることですが、個人としては日曜日にプレーできるようにコンディションは整えています」とJデビューに意欲を見せるイケメンが、新天地でどんなプレーを見せてくれるだろうか。“未知”が多い分だけ、逆に楽しみは大きい。

文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第4節
3月17日(日)14:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs 清水エスパルス
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
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