【G大23 vs 北九州】 ウォーミングアップコラム:市丸瑞希のチャレンジは続く。怖さを持ちながら90分を戦える選手を目指して。

2019年3月23日(土)


シーズン前からガンバ大阪U-23の一員として準備を続け、J3リーグ開幕から2試合、ボランチとしてフル出場を果たした。といっても、喜んでいる様子はない。トップチームに昇格して4年目。アカデミー時代から非凡なパスセンスを武器にチームを操るゲームメーカーとして活躍し、『遠藤二世』と将来を嘱望されてきたことや、17年のFIFA U-20ワールドカップでも主軸として活躍したことを考えれば、本来ならトップチームのボランチ争いに割って入るくらいの存在感を示しておかなければいけないと自覚しているからだ。

それゆえに、現状には悔しさを募らせるばかりだが、一方で「これが今の自分の実力」だと謙虚に受け止めてもいる。以前に話していた言葉が蘇る。
「トップチームでの活躍を描くなら、J3で圧巻の存在感を示しておかなきゃいけないけど、まだまだその部分は足りていない。僕は、周りと連動することで生きるタイプだけに自分一人でどうにかできるとは思っていないけど、それでもチームの勝つ確率を確実に高められるくらいの存在感は最低限、自分に求めたい」

その中で、今年、意識的にチャレンジを続けているのが『ゴール前に絡むプレーを増やすこと』だ。これまで同様に攻撃の組み立てに加わるのはもちろん、もう一歩踏み込んで『前へのチャレンジ』をすることで、持ち味の一つであるミドルシュートや攻撃センスをより生かしたいと考えている。
「思い切って前へのチャレンジをして、例えミスが出たとしても、今はミスを恐れずに続けていきたい。加えてメンタルのコントロールですね。開幕の八戸戦では、失点してチーム全体が急に慌ててしまい、全体が後ろ向きになってしまったけど、そういう時に自分発信で流れを変える『パス』を考えるとか、シンプルにやることをチームに求めるなど、やれることはもっとあったはず。そういう部分も含めて心身ともに安定して、かつ怖さを持ちながら90分を戦える選手になっていきたい」

2年前、U-20日本代表として『世界』を共に戦った仲間のうち、冨安健洋や堂安律はすでに日本代表に定着。視野に入れていた2020年の東京五輪が1年後に迫るものの、かつては常連だったU-22日本代表からも離れて久しい。それでも--。自分を磨き続けることでしか、未来は切り拓けないと思うからこそ、市丸瑞希(写真)は前を向いて戦い続けている。自分に納得のいく、自分であるために。

文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第3節
3月24日(日)14:00KO パナスタ
ガンバ大阪U−23 vs ギラヴァンツ北九州
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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