【浦和 vs FC東京】 ウォーミングアップコラム:指揮官も熱望していた武藤雄樹の復帰、ここから浦和は上昇気流に乗っていく!

2019年3月29日(金)


待ちに待った瞬間がついに訪れそうだ。右足首のけがで長らく戦列を離れていた武藤雄樹(写真)がFC東京戦でスタメンとしてピッチに立つことが濃厚となった。出場すれば、J1通算200試合の節目となる。

無理をした代償は小さくなかった。12月5日の天皇杯準決勝・鹿島戦で自ら交代を願い出るほどの痛みを右足首に抱えた武藤は、そのわずか4日後に行われた決勝・仙台戦に痛み止めの処置をして強行出場。その結果、日本一のタイトルを手にする喜びを味わったが、症状の悪化は避けられなかった。

今オフのキャンプは最初から最後まで別メニュー調整。スパイクに足を通すことが許されたのはキャンプ終盤の2月7日で、久しぶりすぎて足の皮がむけたと苦笑いするくらい出遅れていた。開幕戦の古巣・仙台戦への出場も「楽しみな相手なのでいきたい」と希望していたが、そのような状態では到底間に合わず。代表ウィークで中断となったこの1週間でようやく試合に出られるところまで戻してきた。

当然、晴れ舞台に再び立てることに本人は喜んでいるが、指揮官にとっても朗報だ。オズワルド オリヴェイラ監督はシーズンが始まってから度々、青木拓也とともに武藤の不在について言及。セレッソ戦後にも「今、私が一番心配していることは青木と武藤がいつ復帰できるのか。彼らの不在はいまだに響いている」と嘆いていただけに、切望していた武藤の復帰は心強いはずだ。

昨季の武藤はオリヴェイラ体制のチームにあって、攻撃でも守備でも機能性を高める存在だった。攻撃では最終ラインからのパスの引き出し役、中盤のボール循環を加速させる役、興梠慎三とともに最前線でのフィニッシュ役と、一人で複数の働きをこなしていた。また、守備では不安定になりがちな組織を優れた戦術眼と運動量で支えていた。時には前線にとどまって2トップで第1プレッシャーラインを形成し、またある時には中盤に落ちてブロックの穴を埋めていたが、その判断は指揮官から一任されていた。それほど信頼が厚かったのだ。

浦和は第2節の札幌戦で惨敗を喫した後、松本山雅、セレッソ大阪に連勝と結果こそ出ているが、内容的には消化不良の感が強い。攻守ともに多くの課題を残していた。その状況の改善に武藤が一役買うことが期待される。戻ってきた背番号9が自身の復活とともに、浦和の反攻を高らかに宣言する。

文:神谷正明(浦和担当)


明治安田生命J1リーグ 第5節
3月30日(土)14:00KO 埼玉
浦和レッズ vs FC東京
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
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