【大分 vs 広島】 ウォーミングアップコラム:勝負の機微を感じ、空気も読める前田凌佑が主役となる日は近い

2019年3月29日(金)


リーグ戦4試合で先発フル出場している前田凌佑(写真)。昨季はリーグ後半戦から先発に定着し、今季は中盤の核としてチームを支えている。絶えずボールのあるところに顔を出し、テンポよく相手を揺さぶり“穴”を作る。前田は「僕の仕事は相手の嫌がるポジションでパスを受けること」と役割を自覚しており、今節も絶妙は位置取りとシンプルなパス捌きで攻撃を組み立てる。

最終ラインからボールを受けた際、前田は最初に1トップの動きを確認するという。「状況にもよるけど、トラップして前を向いたらノリ(藤本憲明)ですよね。その次の選択としてシャドーの2人にくさびを狙う。ただ2人の位置が近かったらあまり変化が出ないので、状況を大きく変えるためにもサイドチェンジという選択肢が出てくる」。

いかに素早くアタッキングゾーンに迫れるか。パスサッカーのイメージが強い大分だが、スイッチが入ったときの攻撃はシンプルである場合が多い。パス回しは隙をうかがうためのもので、隙が見えたら一気に素早い攻撃に転じる。それこそが大分のサッカーの狙いであり、前田は体現している。今節も攻撃のスイッチは前田が押すことになるだろう。

27日の練習中に「トレーニングの姿勢が試合に出る。自分のプレーに集中しろ。責任と覚悟を持て」と片野坂知宏監督から強い語気の言葉が飛んだ。連戦最後の試合となった4節・横浜FM戦に勝利し、2週間の中断期間でチームに緩みが出た。前田は「言われるまで気づけなかったことが情けない。僕たちはまだ何も成し遂げていない。試合までの残り時間で最高の準備をしたい」と気持ちを改め、大きな声を出し、練習を盛り上げた。今やチームに欠かせない存在であり、ムードメーカーとなった男は、「(4試合5得点の)ノリばっかり目立っているんで、次からは俺やな」と軽口をたたいて笑わせたが、主役となり得るポテンシャルは十分ある。

文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J1リーグ 第5節
3月30日(土)19:00KO 昭和電ド
大分トリニータ vs サンフレッチェ広島
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
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