【新潟 vs 町田】 ウォーミングアップコラム:準備は裏切らない。渡邊凌磨、新潟の切り札に。

2019年4月2日(火)



「トレーニングでもパフォーマンスが良かったので、どこかで彼のパワーを使ってあげたいと思っていた。あの状況なら迷いなく凌磨だった」(片渕浩一郎監督)。

明治安田J2第6節・徳島戦。試合は前半から徳島のパス回しに受け身になり、新潟らしいアグレッシブな守備からの攻撃が繰り出せない展開。戸嶋祥郎のバックパスから失点すると、防戦一方で45分を終えることになった。0-1で迎えた後半、戸嶋に代わり右サイドハーフに投入されたのが渡邊凌磨(写真)だ。「正直、びっくりしました。でも、準備はしていたので。びっくりしつつ、『来た!』と思いました」。渡邊凌にとって、これが今季の初出場となった。

準備していたからこそ、入りもスムーズだった。「新潟は前半、右サイドからの攻撃が多かったけれど、サイドバックとサイドハーフが縦に並んでいて、あまりうまく攻められていなかった。自分が入ったら、なるべく中に立ち位置をとって、サイドバックとボランチと三角形を作ろうと思っていた」。イメージしていたとおりにポジションを取りながら、味方との連係でゴール前へ迫り、攻撃のリズムを新潟に引き寄せる。守備でも鋭い寄せでボールを奪っては味方へつなぎ、攻撃へとつなげた。
53分、89分には決定的なシュートを放ったが、おしくも枠外。スコアを動かすことはできなかった。「ゴール前の嗅覚は発揮してくれた、ただ、決めてこそ本当に評価される。虎視眈々と狙って欲しい」。片渕監督も、結果を出すことに期待を寄せる。

昨季7月にJ1復帰への即戦力として期待され、インゴルシュタット04から加入。ただ故障などもあり、出場は5試合で無得点に終わった。「正直、去年のパフォーマンスでは今年も出られないと思った」。今季、見つめ直したのは、ピッチ内外での準備の部分だった。
「試合前だから特別なことをしようとか、そういうのはやめようと思った。練習の前も、常にしっかりとした生活をしようと思った」。あまり好きではないという水をしっかり飲むようになり、食わず嫌いで残すこともあった寮の食事をしっかり食べるようになった。
またピッチでは、練習から本気で取り組む姿勢を見せ続けた。トップ下など2列目が本職だが、練習試合ではチーム事情でボランチ起用が多い中でも、「ここまで守備意識が高いチームでやるのはじめてなので勉強になる」とポジティブに取り組んだ。「出してくれないとおかしいだろ?っていうくらい、アピールしました(笑)」。その結果が、冒頭の片渕監督の言葉にもつながる。

本来の持ち味は、高い技術を生かした得点に絡むプレー。今節・町田戦でこそ、それを発揮したいと意気込む。「サイドハーフでも、中に入れば特徴が生きると思う。あとはペナルティエリアに入った時に仕事ができれば。迫力のあるプレーをしたいと思います」。今季ホーム初勝利へと導く活躍に期待がかかる。

文:野本桂子


明治安田生命J2リーグ 第7節
4月3日(水)19:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs FC町田ゼルビア
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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