【FC東京 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:1週間前に悔しさをにじませたFC東京DF森重真人 「優勝するためにもっと考えていきたい」

2019年4月5日(金)


「これがサッカーだと思う。ラストワンプレーで入れられる時もある。チームとして残り4分間、貪欲に勝点3を取るための行動をしても良かったという後悔はある」

1週間前、試合後の埼スタで森重真人(写真)は湧き上がる悔しさを制し、言葉を選び、口を動かした。そうやっても、言葉の端々には「勝ちたかった」という思いがにじんだ。1-0で試合は進み、ラストワンプレーで失点して1-1の引き分け。鬼門・埼スタで16年ぶりの勝利まで、あと一歩と迫りながらも勝点3をつかみ損ねた。

今季は2015年シーズン以来となる開幕5戦無敗と、東京は上々の滑り出しを見せている。失点数もリーグ2位タイの3失点と堅守を誇る。それだけに、「チームの状態がいいからもっとできたと思える」。客観的に見れば、アウェイで最低限となる勝点1を持ち帰ることには成功した。だが、それに満足する選手は誰一人としていなかった。

「チームとして、この引き分けをどう捉えて来週の清水戦を戦うのか。経験のある選手が先頭に立ってそれを表現していかないといけない」

今節の相手は、昨季本拠地戦で0-2と完敗した清水が相手だ。「(清水は)個の能力が高く、コンビネーションでも崩してくる」。不整脈の治療から復活したドウグラス、日本代表にも名を連ねる北川航也ら前線にタレントがそろう。昨季と同じ轍を踏まないためにも、そして前線の反省を生かすためにも、森重はこう口にした。

「試合の流れや、疲労も感じ取って、どこを固くするかをその都度考えていきたい。チームとしてよりに柔軟に、試合の中で方向性を決めていきたい」

まだまだ長い道のりだ。「昨年から一つずつ経験を積み上げ、こういう時はこうしようということが増えてきた。(浦和戦の試合終盤の失点も)一つの教訓になる。優勝するためには守備の安定は不可欠。失点数をいかに少なくするかをもっと考えていきたい」。強さを探し、その過程を無駄にしない。悔しさという磨き粉で、自らとチームを磨く。森重は、勝者となるための学びを止めない。

文:馬場康平(FC東京担当)


明治安田生命J1リーグ 第6節
4月6日(土)14:00KO 味スタ
FC東京 vs 清水エスパルス
味の素スタジアム(FC東京)
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