【鹿児島 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:新しい時代の幕開けは“次節”! “令”の名を持つ背番号10 米澤令衣
2019年4月6日(土)

「Jリーグで自分だけという事に驚きました」。令和の“令”を名に持つJリーガー唯一の選手、米澤令衣(写真)はその驚きをこう表現した。
新元号が“令和”に決定した。発表の瞬間、鹿児島ユナイテッドFCのトレーニング場では全体練習を終えた選手が自主トレを行っていた。シュート練習をしていた米澤にその一報を伝えたのは谷口功だったそうだ。「いさ君(谷口)におめでとうって言われて、何のことやろ?と思っていたら元号に“令”が入っていると聞いて・・」関西弁でその時の状況を話してくれた。「すごいな、と思いました。点を取れば反響もあると思うし。だからこそ前節金沢戦で決めたかった。」と悔しそうに振り返る。
“レイ”という名前をつけてくれたのは10歳年上の姉だったそうだ。二文字がいい!と当時10歳だった姉がつけてくれたレイという音に母が漢字をあててくれた。新元号が決まった時、米澤家の家族LINEでは「時代がきたな!」と盛り上がったという。「でも時代はまだ来てないです。自分の新時代は“次節”」。その目は大宮戦を見据えていた。
鹿児島ユナイテッドFCの背番号10はJリーガー唯一の、名前に“令”を持つ戦士。
新元号“令和”の時を待たず、平成の間に・・・いや自身が新時代と見据える“次節”に令依ゴールを期待しよう。鹿児島の新時代の幕開けはこの週末だ。
文:有賀真姫(鹿児島担当)
明治安田生命J2リーグ 第8節
4月7日(日)13:00KO 白波スタ
鹿児島ユナイテッドFC vs 大宮アルディージャ
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