【北九州 vs 沼津】 ウォーミングアップコラム:2試合2得点!ディサロ燦シルヴァーノが切り開く白星への道

2019年4月12日(金)


出場2試合で2得点を挙げているのがルーキーのディサロ燦シルヴァーノ(写真)だ。「自分の仕事は点を取ること」と明言し、開幕戦から豪快なヘディングシュートで鮮烈なJデビュー。その後は脇腹の負傷で離脱するが、前節は1点を追う展開で投入され、福森健太のクロスから同点ゴールを挙げた。

練習で実践していることや小林伸二監督が植え付けようとしている戦術に対して、再現する力が高い選手だ。昨シーズンの全日本大学サッカー選手権でMVPを獲得するなどポテンシャルは加入前から証明してきたが、Jの舞台でも先輩Jリーガーを相手に巧みな駆け引きで自分の時間を作り、味方の繋いできたボールを練習通りに振り抜いている。ピッチ外から眺めた3試合も「復帰したときにすんなり入れるように、自分ならここに動き出したいとか、ここでもらいたいというイメージトレーニングのように見ていた」とプラスに変えた。

前節の一撃も、技術と得点への執念が噛み合った。「新井(博人)がボールを持った瞬間に顔を上げてくれたので、中に動き出した。クロスがファーに流れたあとも、もう一度、向きを変えて健太くんが上げるのに備えた。1回の動きだけでなく、もう1回動き直し、最後は本当に当てるだけ」。一度目のクロスが流れても諦めず、再び飛び込むタイミングをうかがって貪欲にゴールへ。なんとしても勝点を掴み取りたいというハートが、絶妙なボールを呼び込んだ。

FWとしての矜持を見せるゴールの連続。しかし、「最低限の仕事をしているだけ。勝たせるゴールを決められなかったことに関しては、満足はしていない」と首を振る。「コンスタントに取り続けて、シーズンが終わったときに自分の目標としている20得点を達成していたい」。

ディサロはシーズン始動直後のインタビューでも「シーズンを通しての目標は得点王」と話し、「(チームが掲げた)6位以内を目指しつつ、もちろんJ2昇格は全員の目標。それを達成できるようにやっていく」と意気込みを語った。得点王や20得点は個人のタイトルにも関わってくるが、北九州をJ2に導くためにも必要な絶対目標だ。

達成に向け練習から能動的に動いてベースアップを図るほか、「ほぼ全員と試合中はコミュニケーションを取っている。自分がこういうプレーをしたいとか、ここに動いてほしいという要求は、プレーが切れたときにすぐにその瞬間に伝える」と、日々改善どころかワンプレーごとに改善を進める。大きな仕事を成し遂げるために、小さなこつこつも厭わないのもディサロの真骨頂で、それが再現性の高さにも繋がっている。

2週間ぶりのホーム戦に迎える沼津は手堅い相手。ディサロの駆け引きや闘志が物を言う試合になりそうだ。「ゴールに最大限に集中したい。チームとしてやるべきことをやりつつ、自分のゴールでチームを勝利に導けるようにしていく」。背中の9番は北九州でストライカーが担ってきた番号。白星への道も、J2昇格への道も、新9番のディサロが先頭に立って突き進んでいく。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第6節
4月13日(土)18:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs アスルクラロ沼津
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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