【大分 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:左サイドを駆け抜ける星雄次 両翼のバランスが取れてこそ安定飛行は成す

2019年4月13日(土)


北の国に乗り込んだ6節・札幌戦の開始2分、電光石火の先制ゴールは星雄次(写真)のアシストから生まれた。小塚和季のファーサイドのクロスを「来ると分かっていた」と、スライディングしながらゴールラインぎりぎりのところで折り返し、藤本憲明のゴールにつなげた。「結果だけ見れば良かったが、やらなければいけないことが多い。90分間、攻撃のところで上回りたかった」と笑顔はない。

昨季は左サイドを定位置とし37試合に出場したが、今季は開幕からベンチスタート。6節目にしてようやく先発のチャンスが巡ってきた。高山薫や三竿雄斗ら実力者が加わり、ポジション争いが激化した。「難しく考え過ぎ、迷いがあった」と、90分を通じて激しくアップダウンを繰り返す、エネルギッシュなプレーはなりを潜めた。

同じ年の福森直也、鈴木義宜は開幕から先発に定着するなど、同年代の活躍に焦りもありながら、良い刺激を受けた。「自分らしいプレーとは何か」を自問自答する日々は続くが、きっちり結果を出した。確かにアシストした場面以外は守備に追われることは多かったかもしれない。しかし、あの場面でピッチに立っていたこと、仲間のプレーを予測してクロスを折り返したプレーは自らの実力に他ならない。指揮官からの期待をつかみ、持っている力を発揮した結果だ。

右サイドからの攻撃が多く、バランスをとることが多い左サイドだが、「両サイドが機能してこそのサイド攻撃。判断やリスク管理は必要だが、もっと自分でつっかけてもいい」。今節もミラーゲームとなる。「常に前に相手がいる状況。1対1で勝てば有利になる。自分らしいプレーをしたい」と左サイドを活性化し、躍動感のあるプレーでチームを活気づけたい。両翼のバランスが取れてこそ、安定した飛行ができるはずだ。

文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J1リーグ 第7節
4月14日(日)16:00KO 昭和電ド
大分トリニータ vs ベガルタ仙台
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
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