【愛媛 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:ルーキーラッシュに沸く今季の愛媛。彼らの現在地と、未来への光明

2019年4月19日(金)


今季の愛媛は7年ぶりに下部組織からトップチームへの昇格させるなど、新たに4人のルーキーをチームに迎えた。しかも4人中3人が高卒ルーキー。異例のルーキーラッシュとも言えるこの状況は、まさに育成型クラブである愛媛のあるべき姿だ。

ただ、それらルーキー4人の現状に目を向ければどうだろう。今季ここまでリーグ戦のピッチに立っているのは第7節・横浜FC戦に途中出場した岩井柊弥のみ。清川流石(写真)、中川裕仁、渡邊創太らはここまでベンチ入りすら果たせておらず、やや寂しい状況と言わざるを得ない。

1年目は勉強の年。プロの世界でよく使われる言葉のとおりルーキーイヤーでは、まずプロの水に馴染み、心身ともに成長を育むことが大切なのは間違いない。

「1年目という言葉に逃げたくはない」(中川)

勉強の年であろうが、それを言い訳にせず貪欲に結果を求める姿勢は頼もしさを感じるものだが、ルーキー4人のそれぞれにはプロとして克服しなければいけない課題があるのも事実だ。

ただ、そんなルーキーたちにも追い風が吹いてきた。今季から愛媛はJリーグが昨季から実施している「Jリーグ育成マッチデー」に参戦。これは23歳以下の若手選手の育成を主な目的とした不定期交流試合で、ルーキーにとって格好の成長、およびアピールの場になることは間違いない。

愛媛は15日に徳島とその初戦を戦った。

これまでは大きなアピールの場となる練習試合すら長いプレー時間の確保がままならない状況だったルーキーら若手組も、この試合では90分間フルタイムでプレー。同じカテゴリーを戦うライバル相手に公式戦さながらの空気を感じ、「ここで出た課題を克服して、良いところはこれまで以上に伸ばしていく作業をやっていきたい」(清川)と、苦しみながら確かな成長の糧を手に入れた。

「練習ではなかなか出ない発言も出てきたし、スタッフも含めて貴重な経験になった」(川井健太監督)

若手の成長は育成型クラブにとって大きな財産。そんな宝になりうるルーキーたちの本領発揮はこれから本格的に始まっていきそうだ。

文:松本隆志(愛媛担当)


明治安田生命J2リーグ 第10節
4月20日(土)18:00KO ニンスタ
愛媛FC vs アビスパ福岡
ニンジニアスタジアム(愛媛FC)
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