【岡山 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:GK一森純、「どんなミスをしようと、前向きなプレーを見せ続けようと思っていた」

2019年4月19日(金)


前節・千葉戦が今季初出場だったGK一森純(写真)。勝利では終わらなかったものの、今季2度目の無失点に貢献した。「千葉とはいつも激闘というか、難しいゲームになるんですが、チームとしてあまり良くない流れの中で、あの勝点1はチームとして非常に大きなものになったかなと思います」と語る。

3月末からの3連戦は2分1敗だった。3月30日の甲府戦は90+7分、4月7日の新潟戦では90+5分の失点で、同点に追いつかれた。岡山がやるサッカーの面白さを表現しながら、ゲームの最後にセットプレーの流れで失点し、勝点を積み上げられない。結果に呆然とした時間はあったものの、ポジティブな要素が勝る連戦だった。

しかし千葉戦は、GKが替わり、前線から相手にプレッシャーを与え続けていたFW齊藤和樹がベンチ外。さらにMF上田康太が前半11分、左腿裏を痛めてピッチを後にするアクシデントまで重なったが、「入ってきた将平(武田)が良いプレーで、康太君の不在を感じさせなかった」と一森は振り返る。

彼自身は、クロスに思いきって出て行ったり、セットプレーの守備でも早めの対応でチームを守った。「自分はチームに緊張感を与えなければ、と思っていたんです。まずは自分からやるって所を伝えたいなって。あの状況で一番やってはいけないのは、びびったプレーだと思っていたんで、どんなミスをしようと、前向きなプレーを見せ続けようと思っていました」

そして、「裕介(田中)君や喜山(康平)君が声を掛け続けてくれたので、改めて、チームスポーツって良いなって思いました」と言って笑ったが、これまで一森がベンチからどんなふうに戦況を見つめ、チームメイトに声を掛け、彼らのゴールに歓喜していたかを思い出させた。彼自身がチームスポーツの良さを、どれほど見せてくれたかを。

新潟戦でゲーム終了間際、頭部から落下したGK金山隼樹は、この試合の最後までプレーを続けた後、病院で検査を受けた。問題ないと診断され、千葉戦出場にも前向きだった。「ここでチャンスを与えたら、掴み取るような良い選手ばかりなので、俺は出る気満々です。でもこれは、監督が判断することです」と話していた。

岡山のGK陣の思いは、一森の「チームの勝利が一番大事」という言葉に集約されるだろう。同時に皆が自身との闘いに負けまいとしている。「今の自分の立ち位置と、目指すところを何年後かに見返した時、今の時間を後悔するだろうと思っていた」と言う一森。これらの結晶が、チームスポーツなのだと感じさせられる。

文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第10節
4月20日(土)19:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs 徳島ヴォルティス
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山)
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