【清水 vs 浦和】 ウォーミングアップコラム:191cmになった五輪代表CB・立田悠悟。興梠慎三を抑えて自らの成長を証明する!

2019年4月27日(土)


今節は平成最後のJリーグ公式戦。中でもこの試合はもっともキックオフ時刻が遅いので、平成最後のゴールが生まれる可能性が高いゲームだ。当然、清水の攻撃陣にもその記念ゴールを狙っている選手は多い。
とくに2016年のJ1昇格決定ゴール、2017年のJ1通算2万ゴールなど記念ゴールに縁のある金子翔太は「浦和は相性が良くて昨シーズンは3点取っているので、また取れたらいいなと思っています」と“持っている男”の証明を虎視眈々と狙っている。

ただ、今回焦点を当てるのは、浦和に記念ゴールを与えないことに燃えるセンターバックの選手だ。
東京五輪代表候補・立田悠悟(写真)、20歳。昨年は右サイドバックとしてのプレーが多かったが、今季は本職のセンターバックとして開幕からフル出場を続けている。
だが、プロの世界でのセンターバックの経験は少なく、当初は個人的なミスから失点に絡むシーンも目立った。とくに5失点した第3節・札幌戦や、終盤の2失点で逆転負けしたFC東京戦などは、彼自身にとっても非常に悔しい試合となった。しかし、それでも下を向くことなく、日々の練習で前向きな努力を続けられるのが彼の良いところだ。
「センターバックは本当に少しのミスや間違いが失点に直結してしまうポジションなので、本当に責任を持ってやらなければいけません。正直はじめの頃は失点が多かったですが、自分は失敗して成長すると思っていますし、失点して自分がダメというのがわかって、修正するというのをくり返して、成長につながっていると思います」(立田)

実戦で表われた失敗を糧に、練習の中でも細かいポジショニングや味方との距離感、1対1の対応など着実に修正を重ねてきた。
「ポジショニングはすごく意識していますし、1人のミスがあったとしても周りがカバーできる距離感というのも大事にしていて、試合中でもプレーが途切れるたびに(ファン)ソッコとか(松原)后くんとかとつねに話をしています。みんなでコミュニケーションをとりながら助け合って守るという部分は良くなってきていると思います」(立田)
第7節の静岡ダービー(磐田)で今季のリーグ戦初勝利を挙げ、試合後は熱い涙とともに喜びをかみしめた。さらに前節・C大阪戦では今季初完封で2連勝。チームの守備に対する自信は確実に深まっている。

そのうえで迎える今節・浦和戦は、3連勝がかかった試合であり、平成最後のホームゲームでもある。ただ、攻撃陣のクオリティは、これまで以上に高い相手だ。
「個人的に去年の前期の浦和戦(4/15第8節)は何もできずに途中交代になって、すごく悔しい思いをしました。興梠選手に対しても何もできずに終わったので、1年間で自分がどれだけ成長できているのか試す良いチャンスだと思っています。興梠選手は日本屈指のFWですし、オフ・ザ・ボールの動きは本当にうまいですが、そういう選手を抑えられないと、今後も難しくなってくると思います。だから、細かい駆け引きとかにもしっかりと対応したいですし、すごく楽しみにしています」(立田)

まだ経験不足な面はあるかもしれないが、内に秘めた熱さや闘志はチーム内でも指折り。そして謙虚で前向きで、「目指しているのは(五輪代表より)いちばん高いところ(A代表)」と上を目指す意識も高い。身長も昨年までの公式表記は189cmだったが、今季は191cmになった。プロに入ってからも背は伸びたが、内面や技術はそれ以上に伸びている。自らの成長を確認する場として、この浦和戦は大きな意味を持っている。
立田をはじめとするDF陣が浦和の攻撃を抑えきれば、冒頭の金子をはじめ、北川航也、鄭大世、ドウグラス、中村慶太など得点する雰囲気を持つ選手は揃っている。当然、記念ゴールを決めたチームが勝利する可能性も高くなる。組織的な堅守をベースに戦う清水にとって、それが理想的な展開であることは言うまでもない。

文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第9節
4月28日(日)16:00KO アイスタ
清水エスパルス vs 浦和レッズ
IAIスタジアム日本平(清水エスパルス)
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