【町田 vs 水戸】 ウォーミングアップコラム:町田のオールラウンダー 森村昂太がチームに与える安心感

2019年5月4日(土)


FC町田ゼルビアは現在4シーズン連続でJ2を戦っている。町田市立陸上競技場の観客席増設工事も始まり、野津田公園内の上の原グラウンドには天然芝が敷設された。J1ライセンス取得、J1昇格に向けてクラブは力強く動き始めている。

一方でチーム内を見ると、J3時代を知る選手が少しずつ減っている。4月27日の琉球戦で先発した11名のうち、「J3時代の町田」を知るのは戸高弘貴、森村昂太(写真)の2名だった。

森村がこのクラブへ移籍してきたのは2015年6月末。当時の相馬ゼルビアは「守備は良いけど点が取れない」状態だった。筆者は攻撃陣、アタッカーに問題があると見ていた。しかし、振り返れば町田のピンチを救ったのはボランチの森村だった。

中盤でタメを作り、左足で決定的なパスを供給できる。ゴール前に「4人目」「5人目」として判断よく攻め上がれるーー。そんな彼の存在がチームの苦境を救い、後半戦の反撃と、J2昇格の決め手になった。

琉球戦の森村はサイドハーフ、左サイドバックの2ポジションで出場した。町田は負傷者の影響で、サイドハーフが一時的に薄くなっている。また試合中に左サイドバックの下坂晃城が傷んだことで、オールラウンダーの森村は一つポジションを下げた。

彼はサイドハーフとしての動きをこう振り返る。

「2トップが裏のスペースに出てもらう動きを、自分が左足で持って使うことを意識した。逆サイドの(戸高)弘貴がすごくいい斜めのランニングをしてくれているのを、使う場面もありました。足元で受けて少しタメを作る、周りが出ていきやすい環境を作ることを心がけて、多少はやれたと思います」

ボランチとサイドハーフの動きには違いがある。森村はこう説明する。

「(サイドは)プレスのスイッチ役でもあるし、中間走で動き続けている感じのボランチに比べて、高強度の運動が多い」

5日に対戦する水戸ホーリーホックは、彼が2シーズン在籍した古巣でもある。抱負はこう述べていた。

「サイドバック、ボランチ、FWとの関係性は上手く保てたし、そこを意識して準備したい。そこからラストパスなどの質にもっとこだわらなければいけないシーンがあったので、そこを意識してやっていきたい」

森村を長く観察して感じるのは安心感だ。立ち居振る舞いに品があって、「いい空気」を作り出せる。試合から少し遠ざかっても、練習にしっかり取り組んでピッチ外からチームをもり立てられる。

そんな安心感はピッチ内でも変わらない。彼はJ3時代からチームの「ちょっと危ない状況」を救ってきた。負傷者が相次ぐ今の町田を救えるとしたら、誰よりもまず森村だろう。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第12節
5月5日(日)15:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs 水戸ホーリーホック
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
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