【山形 vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:本田拓也、縦横にピッチを駆ける

2019年5月4日(土)


「例年よりコンディションがいいです。5、6年ぶりくらい」
シーズン開幕前からそう話していた。本田拓也(写真)の好調ぶりはいまも続いている。

前節・福岡戦の終盤、この試合唯一の得点に本田が大きく関わっている。相手のコーナーキックから、攻められては跳ね返しというプレーが何度か続いたあと、上がってきたクロスをワンタッチで右サイドに付けたのは、2列目をケアしていた本田。即座に前方へのランニングを始め、ジェフェルソン バイアーノが中央に戻したボールを受けたときには、南秀仁と2対1の状況を作っていた。ワンタッチで南にボールを渡したあとも相手ゴールへの前進をさらに加速。結局、南が決めきったが、こぼれ球に対応できる位置まで、約90メートルを走りきった。

前半終了間際のビッグチャンスの場面でも、本田はこぼれ球を狙える位置にいた。栗山直樹のロングフィードのタイミングで駆け上がり前線をサポート。右ワイドの三鬼海が顔を上げたところで背後へ飛び出す動きも見せている。その後、バイアーノに決定的なマイナスのクロスを入れたのは、本田と入れ替わりで背後のスペースを突いた井出遥也だった。

「(トレーニングが)きついほうが動くので。俺多分、昔っからそうなんですけど、きついのやんないと動かないです、体が」
走るメニュー多めのエルシオ・フィジカルコーチの指導はウェルカムだ。先月、34歳になったが問題は年齢ではない。不安なく動ける身体とともにプレーできる幸せを、いまは噛みしめている。

開幕戦から3試合連続でイエローカードを溜め込んだが、その後修正。3連戦の週中の試合となった第7節・京都戦を除いて先発出場を続けている。今シーズンの山形は相手のプレッシャーのなかでボランチが前を向ける形をチーム全体で作っていることもあり、本田から背後へ、相手をひっくり返すボールが効果的に供給されるシーンも多い。

結果的に今季初の首位に立つことになった第8節・東京V戦での勝利のあと、経験豊富な選手だからこそのコメントを残している。
「この流れを続けたいですけど、さすがに1年間続けられるわけじゃない。良くなくなったときにどれだけできるかで、チーム力が問われてくると思う」

牽引しながら、下から支えながら、プレーの一つ一つにその回答を込める。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第12節
5月5日(日)16:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs ファジアーノ岡山
NDソフトスタジアム山形(モンテディオ山形)
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