【横浜FM vs 神戸】 ウォーミングアップコラム:殺陣シーン再び?喜田拓也が忠誠心を胸に刀を研ぐ

2019年5月17日(金)


「選手として一人の男として、恥ずかしいし悔しいです。逃げ道とか言い訳を探せばいくらでもあるのかもしれないけど、このチームで優勝したいから、この悔しすぎる敗戦と、みんなとしっかり逃げずに向き合いたい」。前節0-3で散ったC大阪戦後、喜田拓也(写真)が慎重に言葉を選びながら話した。いい意味で男くさいのが、トリコロールの背番号8だ。

一方、今節の相手、神戸の背番号8といえばイニエスタ。昨年8月26日の敵地での対戦(2-0)では、両者が中盤で火花を散らすマッチアップを演じた。特に39分のボールの奪い合いは、まるで切るか切られるかの映画の殺陣シーンのような緊迫感に包まれた。

文字に起こせば、こんな立ち回りだ。イニエスタがドリブルで突っかけ、喜田は足を出さずに我慢して、相手が左に抜こうと仕掛けた瞬間を狙ってカット。すぐさまボールを運び出そうとしたが、熱くなったイニエスタがものすごい勢いで襲い掛かり、体をぶつけてなぎ倒す。喜田は倒れながらも懸命に食らいつくも、イニエスタが振り払って前進。だが、喜田は諦めずに追い、最後はタックルを見舞い、ファウルで止めた。

喜田が名手との決闘を振り返る。「イニエスタ選手は、ボールキープに絶対的な自信がある。日本人の選手は結構すぐに(パスを)叩いたりするんですけど、自信があるからこそ、そういう時間が生まれるだろうと思っていた。飛び込みすぎず空けすぎずという間合いについては考えていた。隙があったらいくよというのを見せつつ、いくところはいけた。思ったよりも(イニエスタが)ムキになった感じはあったので、シンプルにその対決を楽しめました」

だが、こうも続ける。「チームが勝つために自分がやる仕事が、たまたまイニエスタ選手との対峙だっただけ。そこで上回れなければチームの勝利もないと思っていた」と。「チームのために」という実直な忠誠心が、『漢』喜田拓也の根っこにある。

文:小林智明<インサイド>(横浜FM担当)


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