【秋田 vs F東23】 ウォーミングアップコラム:「試合に出られなくても、できることはたくさんある」。前山恭平がチームにもたらすもの

2019年5月18日(土)


前山恭平(写真)が元気だ。練習中でより声が出ているし、体のキレも向上しているように見える。現状では控え組でのプレーとなっているが、紅白戦では持ち前の創造性のあるプレーを随所に見せて、ゴール前に侵入し得点に絡んでいる。

前節のG大阪U-23戦では、1点ビハインドの70分過ぎに途中出場。逆転を狙い、チームメイトに向けてポジショニングなどで積極的に声を出し続けた。前山ならではのプレーは昨季までよく見かけたものではあるが、だからこそ心強さも感じさせた。

秋田生え抜きで10年目。昨季は25試合に先発出場したが、今季はここまでゼロ。途中出場は前節で3試合目だった。数字で見れば出場機会は激減している。

秋田は今季、前線に若い選手が大幅に加入した。このことは前山にとって激しいポジション争いを意味していた。開幕前、前山にそのことについて聞くと「ポジション争いは大歓迎」と断言していた。そして第9節を前にした5月16日、同じ質問を前山に投げかけてみると、まったく同じ答えが帰ってきた。

さらに前山は自身のコンディションが上がっていることを認めつつ、次のように話した。「試合に出られるのが一番いい。でも出られなくても、いまできることはたくさんあります。先週から今週にかけての紅白戦や練習で、スタメン組にいろんな課題を出させるような取り組みができていると思います。改善に向けた取り組みを僕たちが起こせれば、個人としてだけでなく、チームとして良くなっていくと思います」

前山は一昨季や昨季のJ3優勝チームの成績を見返して、その敗戦数を確認したという。「一昨季の秋田は7敗、昨季の琉球は6敗。いま僕たちが3敗している。いくら調子がよくてもどこかで負ける試合もあるでしょうし、それを考えるともう取りこぼしはできない。そうした意識でどれだけやれるか。みんな危機感を持っているでしょうけど、もっと煽っていきたいと思います」

今節は、前節同様に高い技術をもつFC東京U-23との対戦となる。押し込まれることも想定されるが、チームはそれを踏まえて失点しないような取り組みを続けている。前山は「スタメンで出たいという気持ちをなくしたら、サッカー選手をやめたほうがいい。そういう気持ちでやっています」と力を込める。自身の課題として、守備を徹底的に上げていくことと、スプリントの回数を増やすことを挙げる前山。チームのために、そして自分のためにさらなるコンディションの向上を誓う。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第9節
5月19日(日)13:00KO ソユスタ
ブラウブリッツ秋田 vs FC東京U−23
ソユースタジアム(ブラウブリッツ秋田)
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