【八戸 vs 沼津】 ウォーミングアップコラム:正守護神の座は誰の手に…? GK花田力はそれを手中に収められるか

2019年5月18日(土)


昨季JFL時代、シーズン序盤、それまでの正GK山田賢二に代わってその座を得たのが、花田力(写真)。2018年に栃木ウーヴァ(現栃木シティ)から移籍し、八戸のJ3昇格に一役買った。

今季も花田が開幕戦から正GKの座を得るだろうと思っていたが、八戸のJ3初陣となるG大阪23戦でゴールマウスを守っていたのは山田賢二だった。花田の姿はベンチにあった。3月のホーム開幕戦後に大石篤人監督に話を聞いた際に、「賢二はミスが少なく安定している。花田は、キャンプを見ていてもキャッチかパンチングかといった部分など判断ミスが多いかなと思ったので」とその采配について語っていた。ただ、花田がベンチを温める時間はさほど長くはなかった。チャンスが巡ってきたのは第6節のF東23戦。チーム事情もあってのことだったが、今季初先発を果たした。「常にいいメンタルだったので、いつ出ても大丈夫な状態だった」という花田は、この試合で大仕事をやって見せる。両者0-0の中、八戸が相手にPKを与えてしまい決められれば苦しくなるというところで、F東23のユ・インスのPKを見事に止めて見せたのだ。このPKストップはDAZN週間スーパーセーブに選出され、「相手がイライラしているように見えたので、相手の動きからこっちに来るんじゃないかと感じて、左に飛んだら止められた」と振り返っている(試合は0-1で敗戦)。

その後、花田は第8節熊本戦、そして5月12日の天皇杯青森県予選決勝の対ブランデュー弘前戦にも先発。熊本戦でもDAZN週間スーパーセーブに選出される集中力を発揮した。また弘前戦は延長戦1-1となりPK戦に突入する大激闘だったが、花田が相手5人目キッカーを止め、値千金のPKストップでチームに貢献。八戸の5人目キッカー須藤貴郁が決めたことでPK5-4で天皇杯本選への切符を手にした。

こうしたプレーでサポーターに鮮烈な印象を与えている花田だが、「飛び出しの部分を特徴としているのでそれが評価されていると思う。普段の練習から落ち着いて自分のプレーが出せているので、それが試合でも発揮できている」と起用されている理由を自己評価してもらった。チームとしては、得点直後に失点する流れが目立ち、花田を含めDF陣の修正が課題。今節の相手沼津とは、花田自身も栃木のJFL時代に対戦経験がある。「沼津は縦に早い攻撃のイメージがあるが、弘前戦の流れを繋げて強い気持ちを持って戦えば、勝利は掴める」。未だホームで勝ちがない八戸。必ず勝点3を奪い、サポーターと勝利のラインダンスで喜びを分かち合いたい。

文:佐藤梨香(八戸担当)


明治安田生命J3リーグ 第9節
5月19日(日)13:00KO ダイスタ
ヴァンラーレ八戸 vs アスルクラロ沼津
ダイハツスタジアム(ヴァンラーレ八戸)
みんなの総合評価 (3.5)
臨場感 (4.9)
アクセス (2.5)
イベント充実 (2.9)
グルメ (3.9)
アウェイお楽しみ (3.4)