【柏 vs 岐阜】 ウォーミングアップコラム:内に秘めたる熱き闘志を燃やす高橋峻希

2019年5月31日(金)


前節の大宮戦、80分にピッチへ投入された高橋峻希(写真)は、勝ち越しを狙うべくアグレッシブに左サイドを駆け上がり、球際の攻防でも激しいコンタクトを見せた。開幕前のケガで出遅れ、それまではJリーグYBCルヴァンカップの2試合に出場したのみだったが、大宮戦では移籍後リーグ戦初出場を飾った。

高橋は今季、神戸から柏へ加入した。J1でプレーできる選択肢もあった中で、柏を選んだのは厳しい環境に身を置くことで自らの成長を期し、そして何より神戸時代に2年半プレーした「ネルシーニョ監督の下でまたやってみたいと思った」からだという。

特筆すべきは2016年、ネルシーニョ監督指揮下の神戸でJ1リーグ全34試合スタメンフル出場を果たした。対人プレーに強く、粘り強い守備を身上としながら、浦和ユース時代はアタッカーを務めていたように、アグレッシブに攻撃へ出ていく姿勢も持ち合わせている。ネルシーニョ監督のサッカーを熟知している点は、ここからポジション争いに加わるうえでは大きなアドバンテージとなるだろう。

現在、柏のウイングバックは右が小池龍太、左は菊池大介が務め、さらに田中陸と宮本駿晃という若手の台頭も著しい。ただ、彼らとの決定的な違いは、高橋は左右どちらのサイドもでき、神戸時代には対人の強さを買われて3バックの右を任されたことがあるというユーティリティー性を備えている点だ。「僕自身、ずば抜けているものはない」と謙遜気味に語るが、複数のポジションをこなし、ピッチ上では激しいバトルも厭わないだけに、勝ちきれない試合が続く柏にとっては流れを変える起爆剤になり得る選手である。

「(ケガで出遅れて)非常に情けないというか、迷惑をかけてしまいました。それがやっとリーグ戦に出られて、本当にここからだと思うので、しっかり貢献したい。J2が厳しいというのはこの前半戦で味わっています。あっという間に前半戦も終わるので、手遅れになる前に僕たちがしっかりやることが一番大事。深く考えてもゲームは来るので、そこでやるかやらないか。毎試合大事な試合ですけど、岐阜戦にしっかり勝って、流れを引き戻したい」

そう言って、今後の戦いへ向けて、チーム及び個人での巻き返しを誓った。

強みである粘り強い守備とアグレッシブな縦への仕掛けに加え、次節に向けて「サイドからでも起点になれるというところを見せなければいけない」と、斜めのクサビのパスを入れてアクセントになる攻撃のイメージを膨らませている。

「ミスはいけないんですけど、後ろ後ろ(のパス)になって、ロングキックを蹴って単調になるのではなくて、もしミスをするのならチャレンジした結果のミスにしたい」

寡黙だが、内に秘める闘志は熱い。直近8試合で6引き分けと勝ちきれない流れを、背番号33が変える。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
6月1日(土)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs FC岐阜
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.9)
アクセス (3.6)
イベント充実 (3.0)
グルメ (3.3)
アウェイお楽しみ (3.0)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報