【新潟 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:好漢サムエル サントスは、勝利とチームを愛する

2019年6月14日(金)


前節、アウェイで岐阜に3-1で勝利し、チームは連敗を4で止めた。この試合が新潟に加入して初先発。右サイドバックのサムエル サントス(写真)は90分間躍動した。

ピッチを離れるといたって穏やかなサムエルが、驚くほどの剣幕でベンチに向かって叫んでいたのが、PKで2-1と詰め寄られた直後。「1失点目をしたとき、モト(渡邉基治通訳兼アシスタントコーチ)に、もっとチームを鼓舞するよう伝えたんだ。あそこは、絶対にアグレッシブにやらないといけない場面だった」

独力で、細かいパス交換で。右サイドを突破し、高精度のクロスという絶対的な武器を持つ。ブラジルでは中盤から前の攻撃的なポジションでプレーすることが多かったが、初めての日本、新潟では、右サイドバックでのプレーに。適応する時間も必要で、岐阜戦まではベンチ入りが2試合。うち第6節徳島ヴォルティス戦(●0-1)での途中交代で、12分の出場にとどまっていた。

それでも、トレーニングに臨むモチベーションは、少しも鈍らなかった。むしろ、闘志はたぎる。それが岐阜戦の1失点直後の熱を生んだ。

「特に連敗中、結果が出ないこともあって、失点するとチームは下を向いてしまう傾向があった。だからこそ岐阜戦で失点したとき、前を向いてやろうとみんなに伝えたかったんだ。全員でその力を出し続けた結果の勝利だと思う」

今季、6人体制となったブラジル人選手の中でも、チームに溶け込もうとする姿勢はひと際だ。キャンプで初めて食べたチャーハンのうまさに開眼し、日本語を熱心に勉強し、プロ仕様のバリカンを駆使する特技の散髪では、ルーキーの秋山裕紀にねだられ、カットを快諾。栃木戦前日のシュート練習では、ボールを呼び込む際、加藤大に「マサル、セイカクニ!」と大きな声で呼び掛けながら、そこからの自身のクロスはミス。周りから一斉に、「サムエル、正確に‼」と突っ込まれていた。

勝利を求めるポジティブなエネルギーに満ち溢れ、どこまでも誠実。2試合連続で先発を果たせば、右サイドの推進力はチームが今季初の連勝を果たす上で大きな役目を果たすはずだ。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第18節
6月15日(土)19:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs 栃木SC
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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